2015/02/08

逆境に耐える組織論③

逆境に耐える組織論3回目。





一般的なFC展開のトレードオフとは、

標準化と独自性です。





ビジネスをチェーン化すれば、必然的に

標準化へ向かってしまう為、

マス・マーケットに対する戦略になります。







つまり標準化すればするほど、

その独自性は薄れてしまうのです。







さらに本部は拡大に比例して

センターキッチンや中央一元管理に移行しますが、







それによって維持コストの膨らみや、

一元管理によるクオリティの低下が起きています。

これもトレードオフですね。







反面、個店主義、SV不要であるリゾームは

集団と個人のハイブリッドなFCと言えます。





環境が変化しても、その機能が失われず

変化できるような仕組みです。







二兎を得るためには軸と志向性と場の共創、

そして「最適なFC展開」がキーワードと言えます。







固定しなくてはいけない軸はどこなのか?

逆に固定してはいけないものはどこかのか?







ここを間違えれば、コンセプト自体が

崩壊する恐れがあるのです。







☞ ☞





分かりやすい例で言えば、ラーメン業界は

完全に一点集中型の業態です。







競争力の源泉は単品経営ですから、

豚骨ラーメン屋で、一緒に醤油ラーメンを

販売していれば、当然パフォーマンスは下がります。









これを部分だけで判断し、対策を打てば悪手、

ホリスティックな視点から見なければ分かりません。







詳しくは動画寺小屋「軸」をごらんください^^









さて、ここで例題を挙げてみます。

あなたなら、この状況の場合どうしますか?

(ちなみに全て過去の事例です)







・大手資本が参入し、「主材料」を

買い占め、原価が上がった場合、ロバスト性を持つには?







・大雨の影響で野菜の価格が高騰した時、

野菜を主材料にした店舗が取るべき道は?







・雨や雪が多い地域(日本海側など)で

塗装業やエクステリアなど、天候が左右する

企業が取るべき方法とは?





こういったシチュエーションを想定し、

対応できるようなオルタナティブを常に考える事、







これがロバストの構築であり、

unreveはそれも視野に入れています。





これを企業が直営展開だけに頼り、

全体的に強化し、仕上げて行こうとした場合、







本体のパフォーマンス性は低くなるか、

膨大なリソースが発生するか、どちらかです。







中小企業はそこまでのリソースはありません。

よって、母体のロバスト性を高めるには、

共創原理から派生する脆弱性をいかに分散するか、が重要です。









リアル店舗を経営されてる方は、

このトレードオフの概念で、一度チェックしてはいかがでしょうか。


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