こんにちわ、坂口です(゜゜)
5月も終わりですね。
さて、unreveの活動はと言いますと、
現在、クライアントさんの案件に伴い
超大手さんとの絡みがいくつかできそうです。
うまく行けば、すごく素敵なものを届けられそう。
遅くても再来月には決定しそうですので、
分かり次第、こちらでもアナウンスしますね。報告はこれくらいにして、
今日のテーマは「天職と使命」について。
「私は、これをやる為に生まれてきた」。
もし、天命や使命というものが本当に
あるのならば、誰だって知りたいですよね。
手塚治虫氏は死ぬ間際まで
漫画を書いていたと言いますが、
それは義務感でもなんでもない。
「携われるだけで幸せだ」という、感覚的なものでしょう。
また、外部の条件で決定するものではなく、
楽な仕事でもないんでしょうね。
(そもそも楽なものに真の楽しさなんて存在しませんからね)。ちなみに実験好きなアメリカでは、
こんな調査結果があります。
高額の日給で人を集め、
彼らには以下のような仕事をやらせました。
本棚にある本を隣の部屋に移動させる。
そして移動し終わった本を今度は元に戻す。
これをただ、ひたすら繰り返すだけです。
初めは全員、楽で簡単で、しかも報酬も高いので
喜んでやっていたのですが、
やがて耐えられなくなり、
全員が辞めてしまったと言います。
つまり、我々はいくら楽で簡単で
収入が高かったとしても、
それ自体に「意味」を見いだせないものは
続けることができないのです。
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では、何が天(命・職)と呼ぶに値するのでしょうか。
表面的な価値、例えばネームバリューだとか
年収だとか、安定性だとかいうもので情熱が起こらないのは
先ほどの例を見るまでもありません。
なぜならそこには肝心の精神がない。
心が伴わない「情熱」なんてものは存在しません。
それは単に「メリットがあるだけ(理性派生)」です。
(ここから独断的な意見ですが)
我々の精神は何かに対し、ある種の「熱」を持つ気がします。
そして、その熱によって、生きがいや
幸福感を感じるのではないでしょうか。
恋愛なんてまさにそうでしょう。
人によっては盲目になってしまうくらい、楽しい。
当然、それは意識的に起こるものではなく、
内部から自然派生する無意識の領域であって、
「何がトリガーとなるのか」が分からないわけです。
しかもエントロピーよろしく、
一時的な熱はやがて消えてしまいます。
そういえば、恋愛も冷めますわな(笑)
ただそんな中、不可逆ではなく、
可逆的な対象があるかもしれない。
言わば「一生冷めない熱」。
これが僕の「天」の定義です。
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天職や使命、天命と聞くと
なんだか特別な出来事があったりとか、
神様からのお告げ的な感じがしますが、
ここを前提としてしまうと形而上のものとなってしまいます。
だから「ある、ない」という二極に分かれる。
なんちゃら星人とか神様を出した時点で、全員アウトです。
本来の「それ」は誰にでも分かって、現実的で
とってもシンプルな原理で成立するもの。
そうじゃないと意味がありませんよね。
だから僕は「情熱」という、誰もが
一度は体験したことのあるものこそ、真実だと思うんです。
そういえば、本居宣長は
「太陽こそ神様(天照大御神)だ」と言っています。
地球をいち生命体として考えた場合、
一番大切なものは水でもなければ酸素でもなく、
それを含めた万物を生み出す元である
太陽(熱)であることに、宣長は神秘を感じたんですね。
太陽は超越した世界にあるのではなく、
人間の姿をしているわけでもなく、
今この瞬間にも実在し、誰もが見る事ができます。
逆にそれ以外は人間が勝手に創りだした
空想の神ですから、それぞれ異なるし、存在も証明できない。
実に素朴かつ、真っ当な精神だと思いませんか?
「後記」
さて、こうは書いていますが、
太陽自体も万能ではない、と思ってます。
照り過ぎると逆に生命を枯らしてしまうように、
雨や風や土などの役割もあって、
それが五行相克の関係となっているのでしょう。
ただ、元旦の太陽を見ると、
無意識的に祈りたくなるのは僕だけじゃ・・・ないですよね。