2017/02/05

これからは「代謝力」の時代



元GE会長のジャックウェルチ氏は
経営において下位10%を解雇するという
組織マネジメントをやっていました。


「下は切り捨て、上だけ残す」と。
一見、優秀な人間たちの代謝が
どんどん起こっていくようなイメージですが
この国で実際に成果が上がったのはごく一部、
失敗した企業の方が遥かに多かったんですね。


つまり生命は機械的、操作的に扱うことは不可能ということ。


隠した損失が明らかになる前に挑戦という
名の元、 厳しい数字目標の達成を各部門に
与えた東芝がどうなったか・・・言うまでもありませんね。



大事なのはパンクしない車を作ることじゃありません。
いつでもパンク修理ができるように人を育てる、ということです。




これからは与えられた目標に向かって
自分を押し殺し、歯を食いしばりながら
頑張っていくような組織はどんどん通用しなくなってくるでしょう。


つまりトップやカリスマの教え(伝え方)
ではなく全体の「志向性」でやっていく時代なのです。


「みんなで楽しくやっていこうぜ」と
いう個人の幸福が全体の幸福になるよう、
組織を作り上げていくんですね。




3年前の動画



それが有機的な組織であり、自己組織化ということ。


例えば人間の体を見れば約60兆個もある
細胞がそれぞれ独自に役割ごとに集まり、
身体全体に過不足なく、全体の調和が
とれるような「阿吽の呼吸」ができています。


組織もこういった暗黙知によって、
新しい発想や仕組みが生まれるのであって、
それが本来の自然であり、理にかなってます。


ただ(度々繰り返していますが)
その動きは全体的視野からそれぞれに
指示を出す(高次の)司令塔がなくてはいけない。


これが理念であり「あいだ」の役割です。


若い頃はそんな「役割」がなくとも
文化祭のノリとセンスみたいなもので
ある程度やっていけるでしょうが、
自己組織化はそれに加え経験や勘、
コツといった主観的認識が必要になってきます。


それがテーマにある「代謝力」の源泉。
代謝が活発な組織はずっと若いままです。
「若い」と言うのは平均年齢じゃなく、
時代の流れに適応する力があるということです。





現在、その新陳代謝を「リストラ」で
やってるところもありますが、
やればやるほど「調和」から遠ざかっていきます。


そうならないための組織を再構築したい方は
理念や場の形成といった土台に注目してみてはいかがでしょうか。




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