2016/11/16

大衆は「アメ」と「テキ」で間違える




一般大衆はパンを求めるのだが、
そのやり方を見ると、なんとパン屋を破壊しているのである。



このオルテガの言葉を出すまでもなく、
ドストエフスキーやハンナ・アーレント、
ニーチェが同じようなことを言っているのは
昔から大衆心理というものが変わらない証拠でしょうね(゜゜)



扇動家のプロパガンダに対し、大衆は
赤子の手をひねられるように欺かれてしまう。
仮に嘘を見破ったとしても、逆にその人が
大衆から排除されてしまうんですな。



なぜならその意見は「少数」だから。
端的に言えば、そういう事でしょう。



そんな「数が多い方が正しい」という先入観は
幼い頃から刷り込まれている民主主義の原理。
生まれたときから存在してる、いわば常識です。



しかし、この常識ってやつは
自己喪失による思考停止じゃないかしらん。



今日はそんなところから。





さて、アメリカでは米大統領選で当選した
トランプ氏の抗議デモがあちこちで起きているようです。



ただ、この「反トランプ暴動」ってやつは
どうも裏があるみたいですね(゜゜)



「反トランプ暴動」 の仕掛け人は?
(※リンクフリー)




「トランプへの抗議デモ参加のアルバイト募集!」
という求人広告をネット社会で堂々と出すところが
ストレートというか、ウマシカというか。。。。



トランプが良いと言うわけではないし、
中には本当に抗議している人もいると思うけど、



こうやって「大金を使ってまで」
操作しようとしている人がいるわけだ。




ちなみに時給15ドルだって




これはどこでもそうですね。
日本、中国を始め大手メディアの伝える
「真実の情報(報道)」なんてものは
それ自体、なんの意味のないものになってます。



ピタゴラス教団よろしく、単に無理数を
悪としているだけ。一番分かりやすいのが政治報道でしょう。



全てを意図的にでっち上げ視聴者を
騙そうとするものもあれば、記事自体は
嘘ではないけど見る人々を誤った方向に
導く意図を持ってるものばかり。



特定の人には良い部分だけ共有し、
敵対する相手には悪い部分を報じる
熱狂的(狂乱的)なものが大半を占めてます。


こういった事実と嘘がハイブリッドになった
情報を見ている限り、我々は正しい判断など
できるわけがないのは言うまでもありません。



極端な話、何も信じない方が害もなく
逆に安全だったりします。



例えば、何かの情報やサイトを見て
「ああ、これであの団体の嘘がわかった」と、
真実に目覚めたような感覚になる人がいますが、



実はその味方である情報がその団体の
嘘を暴露しながら、別のものへ誘導している場合もあるんですな。



大衆を扇動しようとする人が仕掛ける罠は
端的に言えば「巧妙に信じさせること」。



「この人が騙すはずがない」と思わせるからこそ、
罠として、機能するわけです。
(分かりやすい罠は罠じゃない)



でもね、意外と見抜くのは簡単なんですよ。
特に騙そうとしている人ほど、ワンパターンです。



政治を始め、売り出そうとしている思想を
ごらんなさいな。美辞麗句によって人の欲望や野心、
不平などの「弱み」に火をつけ、扇動してるじゃないですか。




大衆扇動には「アメ」と「テキ」が必要ですからね。
後はそれを「より甘く」、「より憎く」させてるだけでしょう。




読者の皆さんは鵜呑みにしないでしょうが、
勢いが付いているものほど、気を付けましょうね。





「後記」



度々書いてますが、僕は人目を気にした
関係性やつながりというものが大嫌い。
(だから基本、snsはしない)




それが本来持っている判断力を鈍らせ、
間違った方向に向かわせてしまうような
恐れを持っています。




だからだでしょうか、僕の友人は
ちょっと変わった人が多いんですが、
その変人さが逆に安心させるんです。




少なくとも彼らは数の多さで
物事を押し付けたりはしませんからね。
やるのは食べログで店を決めるくらいです(笑)




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