2016/01/05

リゾーム派生超克理論「中級編」①





こんばんわ、坂口です。
今回から数回に分けて新春企画でも(゜゜)




第一弾はリゾーム派生超克の中級編。
(ちなみに初級編はこちら



有機的組織、感性経営を目指している方の
参考になれば幸いです。






さて、現在の経営資源は昔の「ヒト・モノ・カネ」に、
「情報・知識資本」を加えた5つとなっています。



それだけ今の市場が複雑になったのは
言うまでもないのですが、一番大切な資源は
昔も今も「人」であるのは間違いないと言えるでしょう。



組織の原動力を推進するのは
経営者の力が決定すると言われますが、
それは所属するメンバーの感情を
ないがしろにしていい理由にはなりません。



例えるなら、いくら車のエンジンが頑丈でも
動力を伝えるトランスミッションがボロボロだと
正常に動きませんし、ブレーキや曲がるための
ステアリングがないと「まともに」走ることさえできない。



つまり活性化のサイクルとは、エンジンを始め、
あらゆる部分が自発的に回る仕組み(自然派生)であって、



これを歯車の一部だと思っているから
組織に対し、不信や不満が起こるのです。



よって内部を整備し、憂慮することのない
状態にすれば、あとは勝手に外に向かいます。



それでも向かわない、成果が出ないのであれば、
それはもう、ビジネスモデル自体が間違っているか、



とんでもない従業員ばかりなのか、
そのどちらかでしょう。



☞☞☞


閑話休題。
この活性化サイクルは
我々の身体に置き換えることができます。



例えば、上記5大資源の内、4つは手足と同様、
脳(経営者)の意思によってコントロールすることができますが、



人は(人の感情は)「臓器」の部分ですから、
コントロール出来ない領域というのが分かりますよね。



多くの組織が「身体中、全てを管理できる」
と思ってしまいがちですですが、それは外部限定であって
内部はホメオスタシスによって保たれています。



僕自身、医学書を見て止血はできるけれど、
自分の意思で胃の中のものを消化することはできません。
それと同じことです。



「一つ一つは正しいけど、どこか腑に落ちない」と、
従業員が無意識的に感じているのは、これら内部を
「外部」として取り扱ってしまっているからなんですね。




繰り返しになりますが、人為的な
「外部」のアプローチは「目に見えるもの」に
対して有効であって、




それは目に見えない意欲や主体性といった
ところには手が届かないのです。




ではどうするか?



ということで、次回に続きます。





0 件のコメント:

コメントを投稿