この間、僕の大好きな篠田桃紅さんの
新刊が出ました(゜゜)
今年の頭に出して、今回で二冊目、
ファンとしては嬉しいかぎりですな。
・絵は何もないようなもの、
空気みたいなものが一番いい。
もしかしたら、人との関係も
・人はやり場のない時に行く
無用な場を求めている。
~本書より一部引用~
小林同様、彼女もまた自意識の作品は
くたびれてしまうと感じているのでしょう。
彼女はよく「命が果ててしまっては、何の意味もない。
命がけでやることなどない」と言ってますが、
僕も同じように思ってます。
例えば「全身全霊で」とか「命がけの全力で」とか
簡単に言ってる人がいますが、
そこまでやる価値とはどれほどのものかと
聞けば、きっと大半が答えられないでしょう。
そもそもそれは「全力でなければならない」という
「自己規制」。聞くと疲れてしまうのは当たり前です。
むしろ「してもしなくてもいいこと」をすることで、
豊かなものは幾重にも織り込まれていく。
なるほど、彼女の作品は観賞者への刺激がない。
だからこそ、ずっと見てても見飽きることがない。
それが彼女の言う「深化」なんでしょうね(゜゜)
天候などの外部環境だけでなく、
自分の心の在り様で刻々と変化する水墨、五彩。
全ての色を持ちながら、
同時に全ての色を拒絶する墨色は、
自らの精神を筆に乗せたとき(墨気)によって
無限の色彩を表現することができる。
つまり白と黒の間は常に揺らいでいて、
そこに「無限の色」が詰まっているのです。
こう書くと、まるで量子力学の話みたいですが、
きっと多分、そうなんですよ(一人納得)
これほどまでに巧みに表現する人は
(知ってる限り)今の芸術家の中には
いない気がします(゜゜)
うーん、やっぱり惚れてしまってる(笑)
あっ、そうだそうだ。
メリークリスマス(・ω・)ノ
メリークリスマス*\(^o^)/*良いお年を!
返信削除若干時差がありますが(笑)メリークリスマス( ´ ▽ ` )ノ
削除今年は色々とコメントありがとうございました〜( ´ ▽ ` )ノあと一回くらい書くかな