2021/03/06

花も花なれ。


3月は桜の季節、社会全体が閉塞感を感じてる中、自然界の花や植物たちは変わらず春への準備を進めてますね。虫たちが目を覚ます二四節、啓蟄、まだまだ寒い時期だけど、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなっていくことでしょう。


ようやく春の到来です。





我々は花の散り際を知っているからこそ美しく感じます。加工した花とは全く違うこの感覚は、多分に潔さや気丈さに心を打たれているのかもしれません。


散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ、人も人なれ。



細川ガラシャはその生き様を人にも重ねました。人は今の環境に固執し、今あるものを守ろうとする習性があるけれど、だからこそ引き際を心得ている人の生き様は美しいと。逆説的ですがそれが人を人たらしめているんじゃないかしらん。



花は花なれ、人も人なれ…。この句には言い知れね清々しさを感じますね。


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