2017/06/05

経営ビジョンと日本刀




今日はリゾーム派生組織の上級編。



さて、当事務所は理念を大事にしてますが
よく言われる「明確なビジョン」はそこまで
気にしていません。むしろ逆である程度の
余白、あそびがあった方が良いという考えです。


もちろん経営ビジョン(将来像)を明確に
するのはとても大事なことですしそれによって
具体的なプロセスが計画されていくわけですけど
あまりにも明確過ぎるとマニュアルを押し付けるような
感じになってしまうんですね。



なぜなら明確で鮮明なビジョンってのは
言い方を変えれば「全てが決定されてる」
ってことでもあるから。悲しいかな経営者の
ビジョンが鮮明であればあるほど自由度を奪っちゃう。


そうなると当然、積極的に意見を出せる風土は
作ることができませんよね。よく社員間同士で
うちの社長、独裁だよな」みたいな愚痴を
言ってるじゃないですか。あれって仕事に
「あそび」がないことで起こってるんです。




では逆に、経営者が全くビジョンを
持ってない、持ってても社員に伝えない場合は
どうなるかと言うと、今度はその「曖昧さ」にツッコミが入ります(笑)



「また社長の気まぐれの思い付きがはじまったよ~」ってね。
結局何が言いたいのかっていうと
ビジョンって明確になり過ぎてもダメだし、
曖昧過ぎてもダメと言うジレンマ(矛盾)を抱えているということ。



だから青写真なんです。




✍✍



ちなみにこれをなぜ日本流に取り入れて
いるかと言うと、これって日本刀の製造過程に
すごい似てるから。刀の技術って加減の技術と
言ってもいいくらいです。


知ってる方もいるでしょうが日本刀は
「硬と柔」の極めて矛盾した性質を兼ね備えてます。
鉄を鍛えると鉄分の純度は髙くなるけれど炭素を
出しきってしまうと柔らかくなってしまう、
そこで鉄の焼き入れ時の水加減によってその
相反するものを統合しているんですね。
(詳しくはgoogle先生に聞いてね!)


だから刀鍛冶にとって水加減というのは
非常に大事なもので、門外不出の秘伝だったんですな。



「後記」

ヴィトゲンシュタインは著書
論理哲学論考で言語の限界が世界限界である事を
全く新しい角度で説明しました。


それは語られず、示されている。
それは「示す」ことで世界を認識し、理解することでもありますね。


虹をいくら見つめても
虹が出てくる原因なんて掴めませんよ(゜゜)と。




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