2015/01/12

自然派生と揺らぎ・遊び

こんばんわ、坂口です。
先日は綺麗に月蝕が見れましたな。



月をゆっくり見るなんて久しぶりです。
忙しい時は空すら見ることもない。



気が付けば年の暮・・・にならないように
したいものです(笑)




前置きが長くなりましたが、
そんなわけで、前回の続きでも。







さて、ビジネスにおいての「守」とは
芸道のような高尚な形式美でなく、


人が学ぶ際、すべてにおいて通じる
学習のプロセスを指します。



我々が身につけるには反復あるのみです。
ギターに一回だけ触れただけでは演奏なんて
できない、これは議論するまでもありません。



こういった、学ぶ基本である反復において
必要なのが「型」、というわけです。
プロセスであってゴールじゃない、と。


例えるならば、脱皮するヘビみたいなもの、
成長にはこの「型」が邪魔になるんです。


そういやニーチェは脱皮できないヘビは
滅びると言ってました。



なるほど、成長の定義は違えど
言い得て妙ですな。



☞ ☞
これを現代人は間違えて捉え、
完全にマニュアル「至上主義」になりました。

マニュアルとは始点であり終点、
変わらない原理ってこと。


今のオペレーションなんて、完全に
機械と同じことさせようとしてるでしょう、
あれじゃそのうち、本当のロボットになっちゃう。


「これをすればこうなる」と、
あらかじめ正解が用意されてるわけです。



当然そうなってしまうと、
自ら考える余地なんてありません。


やっても怒られるのがオチです。
特にチェーン店は例外を嫌いますから。


ただ、それで創意工夫は生まれますか?
生まれるわけがありませんよ。



だから前回書いたような「正常」って
概念が生まれてくるのも、ある意味当然ですわな。


その状態では統計的に数字も取りやすく
管理だってしやすいでしょう。



しかしそれ以上のパフォーマンスは
一生起きないわけです。



そんな状態にさせておいて、今さら
「主体性」とか「イノベーションを」なんて、
ことを言ってるのが今の組織なんですが、



いやいや、主体性を無くし、
思考停止でも稼働するシステムを
作ったのは、あんたらでしょうが、と(笑)




こうなると、組織は進化したのか
退化したのか、分かりませんよね。




だから守の次には創意工夫である
「破」が必要なんです。




ん、長くなりましたな。
次回へ続きます。


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