2012/11/12

根幹を変えよう






さて、リゾームを構築するには理念は必須ですが、
その理念は絶対命法でこそあるけれど、



内部派生である以上、教義化した時点で
閉鎖的な組織構造を作ってしまいます。




教義化すれば、必然的に純血主義となります。
それがもたらす閉鎖性はトレードオフとなる。



もっと閉じたり開いたりするには
どうしたら良いか。




例えば、アレグザンダーのセミラティス構造の
パターン数は実に253、だからこそ
ナラティブ構造であるといえるのですが、




この微妙なサジ加減を知ること、
やはり個人のバランス加減が大事なんでしょうね。



☞☞



数年前、理念を愚直に守らせている
管理職がいる現場を見たことがありますが、
ちょっと異様なものを感じたのです。



それは均質性というか、同質性というか、
まるで、恣意的な「一枚岩」のようにも見えました。




その現場には、なんというか
「楽しさ」を感じることができなかった。



楽しさというと誤解がありますが、
言わば、個人の積極的な「意思」です。



それは管理・抑圧されればされるほど、
得難いものだな、とその時に感じたんですね。







レールを敷いて、「さあ、自由に走って下さい」
というのは自由ではありません。



なぜならそれは、レールという条件があって
初めて意味を成しているのに過ぎないからです。



その背景には、相変わらずの排除の理論があり、
全体主義があり、画一化の意図が感じられます。



まず、この大前提・本音の部分を破壊しなくては
真の意味で多様な組織は作ることができない。



現在、それが破壊できないからこそ、
組織は変化と固定のジレンマに陥っているのであって、




ここをいかに変えるか?というと
やはり理念の共有になる、と。



つまり厳密的・原理的・純血主義的な
ものにしない為にやるべきことは、




理念ではなく、その対象を見ている
「あなたのフィルター」の認識なのです。





長くなったので続きます。



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