この陰陽(五行)論が日本に伝わったのは
飛鳥時代あたりらしく、日本で独自に発展して
陰陽道へ昇華(?)しました。陰陽師の安倍晴明とか
知ってる人多いですよね。
世界は陰(マイナス)と陽(プラス)がバランスを
取り合って成り立つ(陰陽の等価交換)。そんな
千年以上前のフレームワークが今なお、
我々の実生活に溶け込んでいるのは時代のマジョリティが
原理主義だった。。。わけではないでしょう。
どんな白でも必ず僅かな黒を内包し、
どんな黒でも必ず僅かな白がある。
完全な白黒ではなくグレー(不完全性)を
太極図に見出したのかもしれません。
(もっと言えばウロボロス的な円環螺旋とか)
これって日本人、好きですよね。
良くも悪くも。
***
以前、仕事で知り合った方から
゙人生は必ず一つはうまくいかないことがある゙と言われた事がありました。
仕事がうまくいけば家庭が。
仕事と家庭がうまくいけば身内との関係が。
身内との関係がうまくいえば体調が…と。
人には何かしら小さな黒い場所があるんですって。
ただ、そのうまくいかない黒点のおかげで
他の分野が白として存在できる、と。
バランスを支える要石みたいなものだから感謝せなあかんよー、と。
当時は完全主義を目指してましたから
努力次第でどうにかなると思ってましたが、
年取ってすごく腑に落ちました。大げさですが
人生の救いにもなるんじゃないかしらん。
人生のあらゆるモノゴト、幸不幸の「点」を「波」で捉えること。
チビ達が大きくなって躓いたとき、
教えてやろうと思います。以前の僕みたいに
反発しそうですけどね(笑)
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