2018/06/10

情熱の根っこ





カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した
是枝監督の「万引き家族」が先日公開されましたね。
調べれば今村昌平監督の「うなぎ」以来、21年ぶりの
快挙のようです。



おめでとうございます^^
やっぱり日本人は深い内面を表現するのが上手ですね。


さてそんな是枝監督は受賞の記者会見の際、
「受賞したことで燃え尽き症候群に
なってしまうなどの心配はあるか?」との
問いかけに対し「全然そんな心配はしてない。
これで映画の企画が通りやすくなる」と答えてます。


この先、どういう風に自分で撮りたいものを
実現していくか。それだけであって今回の受賞は
そのエネルギーにはなった、と。これを見て僕は
「この監督は有名になりたくて映画を撮ってる人じゃないんだな」と改めて思いました。


多分に(まず)表現したいものがあって、
賞はその途中経過における結果なんでしょう。


「誰も知らない」は後からジワジワ来る映画でした。


歌手もそうだろうけど「歌手になりたい」と
思ってる人の動機って有名になって大金を
稼ぐというものもあれば、ただ単純に
歌が好き、歌うのが好きという人もします。


もちろんどちらの動機も間違ってないけど
前者(売れたい)が動機であった場合、
売れなかったら続けられないと思うんですよね。
有名になりたい人も「認めてもらえなければ」
多分に辞めてしまうでしょう。


反面歌うのが根っから好きな人は
売れずに生活が困ったとしても
働きながらどっかで歌い続けるはず。
人生の(自己の)一部として欠かせないもの
ならば生活の一部として取り込むしかありませんからね。



やっぱり大事なのは「~を~したい」と
心から思う純粋な意思なんでしょうな。


そして、それは幸福ってやつと密接に関わっているんじゃないかなと。







集中力は、僕の人生で一番幸福を
もたらしてくれるものの一つですね。
集中できない人って、そんなに幸せではないでしょう。 

僕は、頭の回転は速くない。でも
一度何かに集中すると、何年もそれをやります。 
退屈することはありませんね。


大きなヤカンみたいなものです。
沸騰するのには時間がかかる。
でも、それからはずっと熱いままです。





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