2015/11/11

マトリックス的な考察 ~2011年記事再アップ~




こんばんわ、坂口です(゜゜)



さて、古い映画で恐縮なんですが、
マトリックスってみなさん覚えてますか?



マトリックス(Matrix)の語源は、ラテン語の「子宮」、
映画ではプログラムによって作られた幻想世界を描いています。



かれこれ10年以上前のやつなんですが、
結構忘れない映画ですよね。



そして、ちょっと不思議な映画でもあります。



例えば、あの映画の2部では撮影用に、
約2~3キロにおよぶ高速道路を建造して撮影されていますが、



道路などのインフラは国の許可が必要、
例え映画大国アメリカであっても、です。



また、制作には最先端の科学者、物理学者、
宗教学者達が参加、映画にしてはかなり大がかりですね。



実はこの映画は文化戦争用、
お互いの国力を示す為の映画だったんですね。



映画の公開日は1999年の「9・11」、
奇数11は生み出す力、力の表現でもあるとか。



つまり「我々は宇宙の真理をここまで知っているんだぞ」
という、「自己顕示映画」でもあるんですな。




彼らって、こういうの好きですね(゜゜)




さて、今日は週末ですし、
ちょっと映画の考察でも(笑)









さて、この映画を見れば主人公を始め
あらゆる場面に「キリスト教」を加えています。



例えばネロは聖書でいう「救世主(イエス)」、
そして恋人のトリニティはマリアです。



目覚めさせたモーフィアスは洗礼者ヨハネ。
予言者がいて、裏切り者ユダがいて・・・手が込んでますねぇ(笑)



キリスト同様、第一部でネロは一度エージェントに殺され、
トリニティのキスで復活していますね。



トリニティは彼が救世主だと「100%信じていた」、
彼が死ぬはずはない、と。



そして信じたものが現実になった、
まさに量子力学のシュレディンガーの猫ですね。



そこで予言者であるオラクルの
言葉の意味が繋がります。







「あなたは残念だけど、救世主じゃないわ。来世かもね





一度死に、生まれたキリストよろしく、
ネロもまた一度死んだことで来世の人間となり、
救世主になった、と。




うーん、素晴らしきこじつけ(笑)




☞ ☞ ☞




他にも双子のエージェントの役目は
「物質は波にもなり、粒子にもなる」量子の世界。



エージェントスミスは反粒子、
ネロを粒子とした場合、映画の最後は衝突して消滅してます。




量子力学では、粒子と反粒子が出会う(衝突)すれば、
プラスとマイナスが打ち消しあってゼロになりますからね(対消滅)。



つまりこの映画は最先端量子力学と
宗教のミックスした「あちら側の思想」と言えるでしょう。



そう思ってもう一度みると面白いですよ。
帰納側からの世界解釈が分かりますから。



モーフィアスの有名な言葉、
「早く動こうと思うな、早く動けると知れ」とか・・・ね(笑)





「後記」



とはいえ、こういった解釈は
やはり、抵抗があります。



例えば「引き寄せ法則」なんかは
アメリカのお家芸なんですが、



そんな人間万能ご都合主義には
半ばうんざりきていますね。



例えば、今でも本屋に行けば
「願いが叶う系」の本がずらりと並んでるでしょ?
セミナーだってよくやってます。




それってまさに、法則通りにやっても
「叶わない」人がたくさんいるって証拠です。



そもそも量子力学は当たるも八卦、
当たらぬも八卦に近いもの、



観測者(わたし)自体が解らない以上、それは法則とは呼べませんね。




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