2016/09/27
昨夏から話題になっている「しゃぶしゃぶ温野菜」の
ブラックバイト訴訟。
ざっと内容を説明すると、ここの加盟店が
バイトの大学生へ以下の行為を行ったわけです。
・4カ月(122日)連続勤務
・20万円以上の自腹購入
・包丁で刺される、首を絞められるなどの暴行
学生は運営企業を殺人未遂罪・暴行罪・
恐喝罪・脅迫罪で告訴状を提出し、
その口頭弁論が9月14日に開かれたんですが
そこでの言動がネットで波紋を呼んでますね(゜゜)
実際に暴行を行った店長も酷いけれど、
被告であるDWE JAPAN社長と代理人弁護士の
対応がさらに輪をかけて酷い。
例えば社長は突如、被害学生や彼の所属する
労働組合への「批判」を展開、
さらには裁判中であるにも関わらず傍聴席の
マスコミに向かって「店名を出さないように」と依頼したとのこと。
なるほど。
ブランドのイメージ・価値の低下は本部である
レインズ社にとって大きな「痛手」です。
無催告解除、場合によっては違約金も発生するでしょう。
一見それを恐れた「防衛反応」に見えますが
学生や労働組合を批判しているわけだ。
つまり「自分たちは間違ってない」と。
やれやれ、一体どんな思考回路だったらそうなるんでしょうか。
こんな経営者だったらもしかすると
暴行をした店長も追いつめられていたのかもしれませんね。
(まあ、それが理由にはならないけど)
☞☞
以前のマック然り、ワタミ・すき家然り。
飲食チェーンの労働環境は時代と
逆行している感があります。
もちろん全ての飲食チェーンがそうではありませんが、
効率化というものには限度があります。大事なのは
それが現場で通用するかという「負荷の検証・実証」でしょう。
大きくなると必ず作られる「経営効率推進室」。
ここで机上の空論が増産され、現場が苦しんで
いる話はよく聞きますが、効率化とは現場が作るもの。
それが本当の知恵であり、ノウハウってもんです。
【ご挨拶】人間とは記録が出来る唯一の生き物。生きていくうえで、ふと感じた思いや機微な感情を記録に留めたい・・・そんな動機からブログをはじめました。
●日本流フランチャイズ構築を支援するoffice unreveの代表。全国あちこち飛び回ってます。中小企業の低コスト展開構築を専門とし、数名でも運営できる本部構築をやってます。
●日本エシカル推進協議会個人正会員
●2013~14年福岡県主催事業
「新生活産業多店舗展開支援事業」の
派遣専門員。
●フランチャイズ総合サイト「フランチャイズWEBリポート」において専門家による独立開業コラムを執筆など。
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