2016/09/30

災い転じて、なんとやら。




弥栄、揺り戻しについて。








どんなものでも徹底すれば裏返しになってしまう。
なぜだか分からないが、絶対的だと信じているものほど
自然にクルリとひっくり返るものです。



例えば、再現性を持つ科学的な観念に
価値を見出したとしても、それを突き詰めれば
不確実性という闇が出迎えるように。





無神論も、徹底すれば徹底するほど、
唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。 
無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。




三島由紀夫の言葉に従うならば、
一つ価値があれば、必ずそれに反する
価値が一つある、と言えるでしょう。



楽しさと苦しさは背中合わせの紙一重。
安定とリスク然り、推進と後退然り。



まさに顛倒の真理、何の為に生きているか
分からんからこそ、我々はこうやって
生きているんでしょうね。



疑って疑って、それでも
直観として迫ってくるのなら、
どんなものでも否定せず、とことんやれば良いんです。




入口から入ろうが、出口から入ろうが
中の迷路は何も変わりゃしません(゜-゜)




0 件のコメント:

コメントを投稿