2025/09/02

パラドックスを生きる


人食いワニが子供を人質にとり、母親に「自分がこれから何をしようとしているのかを当てたら子供を返してやろう、はずれたら子供を食べる」。と言いました。 


そこで母親はこう答えます。


「あなたは私の子供を食べるでしょう」。


さて、ワニはどうなるでしょうか。




もしそれが正解の場合、ワニは子供を返さなければならないわけですが、同時に子供を食べなければいけませんよね。


逆に不正解なら、ワニは子供を食べても良いことになりますが、食べてしまうと結果的に母親の予想は正しかった事になり、子供を返さなくてはいけません。


つまりワニは食べることも「食べないことも」できない。これは「人食いワニのパラドックス」と呼ばれていて、別名ワニワニパニックとも言われてます←ウソ



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社会はパラドックスに溢れてます。例えば「常識を疑え」と言われますが、疑う自分の「常識」もまた疑う対象になってくると無限ループですよね。寛容な社会を目指すには社会の不寛容さに不寛容でなくてはいけませんし、同調圧力をなくせと言う同調圧力はかけてはいけない。



こんなん考えたらビョーキになりますので止めましょう(笑)



ちなみに西田幾多郎は矛盾を無理やりこじつけて体系化することなく矛盾を矛盾のまま受け入れた結果、ホコタテは深層(絶対無)で同じだと言います。二元論を場所としてのゼロポイントを定義したのがブログでよく出る絶対矛盾的〜以下略です。





白黒ハッキリさせるには限界があるなぁ、と言う呟きでした。






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