同じことを同じように言ったとしても、
同じことを同じようにやったとしても、
人によって大きな違いがあったりしますね。
その違いとはその人が今まで培ってきた
歴史の差と言えるでしょう。目に見えるものは
あくまでも氷山の一角、大事なのはその
言葉や行為(氷山)の下に隠れている部分です。
それは経験値であったり過去の言動であったり。
生き様といった姿勢だったり、物事との接し方であったり。
多分に「説得力がある」「存在感がある」と
言われるような人はそんな水面下の部分が
オーラのように滲み出ているんでしょうね。
逆を言えば浅薄な人は見抜かれる、と。
今日はそんなところから。。。
「ピエタ(Pieta)」=慈悲
かのミケランジェロ・ブオナローティが
貴族から胸像を作ってくれと依頼されたときのこと。
制作に10日を費やし完成した胸像の代金を
ミケランジェロは「金貨50枚」で請求しました。
それを見た依頼主は驚いてこう言います。
「たった10日でこの金額は高過ぎる!」ってね。
この言葉に対し、ミケランジェロはこう答えたそうです。
「確かに制作には10日しかかかっていませんが
胸像を10日で作れるようになる為には30年の修練が必要です。
つまりこの作品は30年分の蓄積によって10日で作られたもの。
その価値がお判りになりませんか?」
まさにミケランジェロは依頼主の貴族に対し、
氷山の下に隠された部分を説いたわけです。
これは今のビジネスにも
同じことがいるかもしれませんね。
「後記」
英国の心理学者が行った研究によると
ミケランジェロはアスペルガー症候群か
高機能自閉症だった可能性が高いとのこと(゜゜)
僕は基本的に心理学者は信じませんが、
システィナ礼拝堂に描いた天地創造を見ると
確かに自閉症の特徴である驚異的な集中力が
ないと、できないんじゃないかと思ってしまいますね。
そんなジェロ君はローマ教皇(ユリウス二世)から直で
「いつ終わるんだよ!」って言われたとき、
「わたしの作業が終わるときです」って返事したみたいです。
むちゅうかよ(笑)
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