2016/07/11

自から給し、自から足す喜び




人生は争いの連続であり、人間社会は
支配と被支配構造を作り出すこと、
弱肉強食の獣と変わらないこと。



そう彼らは確信しているのでしょう。
今回はそんな彼らの信念と精神力が勝利しました。



なるほど、それを根拠をとする実現力、「力」とは
運動量もあるけれど、権力であって、数であって、
金であるのは言うまでもありません。



その内的な実態を知っていたとしても
己が所属している党を勝たせるため応援し、
本人も形振り構わず、あらゆる対象を利用し、
時には妨害してまでも自分の正しさを喧伝する。



勇気がないものは常に、争いを好む。
空虚な精神が饒舌になりがちなのはそういう事です。



☞☞☞



そんな政治思想の対象が大衆である以上、
彼らは大衆向きの思想を発見し、操ることを求めます。



既に出来上っていて、受け入れられた
自分の内から派生するものではない
分かりやすい美辞麗句を拾い上げ、利用するでしょう。



しかしそんなものは既成概念の分配に過ぎません。
彼らは自ら思想を創り出す喜びや苦しみを知らず、
明瞭に所有している思想や理念はない。



自己の意見や思想が邪魔になるということは、
自己の意見や思想を語る人が邪魔になるということ。



自から給し、自から足す喜びのない思想が
弱点や欠点に乗じることで、生きのびようとするのは
言うまでもありません。







自意識に憑りつかれた人ほど恐ろしいものはない。



人に勝ちたい、見返したいと言う信念ほど強いものはない。



故に、だからこそ、。無意識的に指導する人と
指導されたい人の相関関係生まれ、次第に強化され
弱き者は簡単に屈従してしまう。




僕はそうなりたくないな、と改めて思いました。
さて、明日から気を取り直して行きますか。





「後記」




「会社は外部環境の変化で潰れる事はない、
常に自家中毒によって腐敗し、自ら崩壊していく」



そう言ったのはソニーの創業者、盛田昭夫氏。
なるほど、大小差はあれ共同体の崩壊原理は似たようなものですね。



グレシャムの法則よろしく「悪貨は良貨を駆逐する」、
薄っぺらい考えが実質経済の主役となり、
自ら責任を持たなくてはいけない話を止めようとする。



しかし、そんな自己防衛反応から安全なカラの中に入り
身を守ろうとすればするほど、堕落していくんじゃないかな。





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