2025/10/21

老後とタイパ

老後の話と言えば年金だけじゃ足りないとか70過ぎても働かないといけないとか暗い話しばかり。お金はないけど時間がある、って人が多いのかもしれませんね。


でもお金かけなくてもやることたくさんあります。私の場合だったらまず読書三昧。図書館ならお金かかりませんしアウトプットでブログ書くのだって基本0円。昨年亡くなりましたが、松岡正剛さんみたいな生き方は憧れますね。(千夜千冊愛読してました)



週2の温泉と、たまに通ってる近所の市営ジム。これを引退して続けたとしても月に1万くらいなもの。終わったあとの孤独のグルメは…年金生活では贅沢かもしれませんが笑。



     黄金ラーメン、美味い。


これに加えカミさんや友人との時間を入れたら忙しいったらありゃしない。悠々自適な生活って、入りと出の帳尻さえ合わせれば、そんなに難しいことじゃない。年取るごとに幸せになると言うデータも納得できます。


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映画や読書等、いつでも出来て、いつでも同じ体験ができることはストックして、旅行とかライブとか育児とか仕事とか、今この瞬間しかできないことに集中…私なりのタイパです。



ん?タイパの使い方合ってます?



2025/10/06

温泉の季節

我が家の健康維持にかかせない温泉♨️休みの日に出かける時はお風呂セットを車に積んで行きます。



最近の研究では、温泉に入ると腸内細菌が増えると分かったみたい。湯治は聖徳太子の時代から現代に至るまで続く、自然治療ですね。



ちなみに熊本の山鹿にある「ならのさこ温泉」は数少ないラドン温泉。毎月必ず行く我が家の湯治場です。



夜は「萬福」さんで食事して帰るのがルーティン、これで一人前。すごいボリュームでしょ。









2025/10/02

人生不可解

 

明治、旧制一高(東大の前身)出身で天才哲学と言われた藤村操は華厳の滝で自ら命を断ちました。


氏の最期の言葉は 「巌頭之感(人生不可解)」。どんな天才でも個我では生きる意味が分からなかったのでしょう。その後、後を追うように若者が華厳の滝へ身を投げ、ここは自殺の名所になりました。



       我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る...ね。




なるほど人生の不可解さは生きる意味に直結するのでしょう。現在は宗教がその「答え」を担当しているのですが、そうしなければいけないものなのかもしれませんね。ニーチェやハイデガーの出した解はまるで人間の抗いにも捉えられます。



何か絶対的なもの、自分が地に足をつけて生きていけるような疑いようのない理由や目的は誰も提唱できていません。そもそもその概念を人間が作っている以上、それが正解かなんて誰も確認できませんからね。




不可解で良いと思います。「終わりがない」のが終わり。うちのカミさんもチビ達がずっとケンカしてたら「きりないから止めなさーい!」ってよく言ってますので。
























意味を求めるのは人間だけです。そして、意味が分からないと悩み、最悪死んでしまうのも人間だけです。