2013/03/05

XY、そしてZを超えて





モチベーションアップの手法はいくつかあって、
大半は西洋から生まれましたが、
その中にXY理論というものがあります。



提唱者はダグラス・マグレガー、
性善説と性悪説のようなものです。



x論は「人間は強制しなければ自ら進んで仕事をしない」とし、
Y論は「人間は本来、仕事を進んでやりたがる」と。



XとY、どちらも正しく、どちらも間違っています。
その両方を持ち、どちら側にも流れるのが人間ですからね。



今日はそんな小話でも。








さて、ウィリアム・オオウチ氏は
相容れないXとYに対し、Z理論(セオリーZ)を提唱しました。



氏は日本企業文化を「J型」、
アメリカ企業を「A型」とし、



日本経営「J型」とは、X理論と
Y理論の両方のメリットを取り入れている、といいます。



それは終身雇用や能力主義ではなく、
専門性に偏らない人事。


さらに集団責任や、職場だけに限らない
内外的な関わり等だと言います。
(J型の特質は他にもあるようです)




こういった細かなことが
二項の調和には必要な素材なんでしょうね。



☞ ☞



ただ、Z論が上記のような条件が
必要である以上、終身雇用が崩れた現在、
どうやって回復するか。



多分、非雇用者と企業の関係は
数年で変わってくるでしょうが、
肝心の信頼関係は戻らない。




下手すれば賃金(外部報酬)だけが
高くなって、内部は全く変わらないかもしれません。




僕は復古論ではなく、やりがい(内部報酬)と
それに見合った賃金(外部報酬)のバランスこそ、
必要だと思ってます。




独立採算のFCもプリンシパル・エージェンシーと
考えるのではなく、根幹の部分を考えてみませんか。





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