何万年も見てきたんですが、それら天体の
働きを知ったのはごく最近、それまでは
地球は宇宙の中心にあって太陽や月や星が
地球の周りを回っている(天動説)と信じていました。
この間あった日食、月食しかり。
古来の人の中には本当に太陽が食べられたと
思ってた人もいたかもしれません(笑)
我々が今の「世界認識」を得るまでには
非常に長い年月がかかっているんです。
何が言いたいかって言うと自分一人の力では
世界(ものごと)なんて何も分からないってこと。
よく「見りゃわかるだろ」とか 「私はこの目で
ハッキリと見た」と言う人がいますけどね、
ありのままの本質を 「観る」ってのは本当に難しいもんです。
✍✍
誰かが本質を見抜き何百年という時間をかけ
少しずつ明らかになっていく、
発見し刷新するのは何人かの天才でしょう。
しかしそれらが定着するまでのあいだには、
我々のような凡人の努力があったことを忘れてはいけませんね。
そんな累積によるスタイルの維持、僕はこれを
伝統と呼んでいます。伝統や常識を守る人は
先人を敬う気持ちが起こってます。故に
だからこそ外れることに(良くも悪くも)抵抗があるんじゃなかろうか。
それは昨今のような慣習や通念は常識ではない。
あれは同調圧力、いつの時代も覆っている
思考停止した大衆の空気でしょう。
信を得るため現代を含めた歴史を疑い
懐疑的に己の内を語る。
僕は長い歴史を持っているこの国の
伝統ってやつを丁寧に辿ってます。
そこには先人たちの作り上げた
美の系譜みたいなものが隠されている気がするんですよね。
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