2015/01/14

自己と非自己2

unreveの坂口です、

先日に続き、二回目です。








前回は免疫を「自己」と「非自己」に分け、

自己を決定しているのは脳ではなく免疫系だとお伝えしました。





これはナポレオン・ヒルあたりの成功哲学を

神話化している人にとってはちょっと納得いかないでしょう。





なぜなら、この説から考えれば

思考は実現「しない時もある」のですから。







意識は脳が支配しているのではないという事実、

逆を言えば、我々は単純な直列回路ではないのです。





だからと言って、脳が他臓器と同じというと、

そうではないんですけどね。





ここらへんは長くなるので置いときます。







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さて、異質を自己として取り込むという行為は

言わば「異物を自己組織化してしまう」ということです。





自己と非自己の境界をなるべく曖昧に設定し、

非自己を受け入れる器を拡大させるのが、免疫力とも言えます。





そう考えると、この国は多様な文化を

自己化していますので、免疫力のある国だとも言えますね。

(実際は自己組織化の為、編集しているのですが)





なるほど、日本が長寿国なのも納得できますな。

長寿の秘訣とは排除とは逆の、「受け入れる力」ではないでしょうか。







ただ、今はちょっと変わってますね。

競争による格差社会は異質を排除する西洋原理です。







もう少し、自分にも他人にも寛大になれば、

もっと楽な社会になるんじゃないかな。







それが一番難しいんですけどね。









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閑話休題

この免疫からくる自己組織化なんですが、

ビジネスに凡庸化する為、リゾーム派生概念としています。



「ある程度の」方向性は決まっているけれど、

「状況」に応じて柔軟に流動することができる。





これは自己の定義です、端的に言えば、

自己には明確な目的がないのです。







unreveの「場の理論」もそうですね、

対話によって自己言及するのが目的です。







そんな曖昧な概念は男性原理(理論主義)には

ちと、フラストレーションが残るものかもしれませんが、





その根拠をもう少し、聞いて下さいな。







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そもそも、人間の基本形は「女性設計」です。

それがY染色体のTDF遺伝子によって、男性に「変質」します。





つまり僕は「無理矢理男」にさせられている、と言う訳です(笑)







(性染色体だけで考えた場合)世界で生存するのに

必要な染色体は、女性の方が二倍あるんですよ、







そりゃ男性は勝てませんわな(笑)









否、役割が完全に違う、とも言えます。








なつかしの「猟奇的な彼女」





多田氏は「女は存在だが、男は現象にすぎない」と言います。

氏の言う「存在」とは、いわゆる実体です。



つまり女性はリアル、現実的とも言っていい。

反面、男性は現象、夢見る夢男ちゃんという訳ですな。





「そんな事はない、女性の方がロマンティズムだ」

と思っている男性諸君、残念。(笑)



男性が家族を養っていく為、額に汗し労働しているのは

一見リアルな実体のように見えますが、





それはあくまでも時代の通念であって、

実際は男性の方が何倍も子供っぽいんです。







例えば、出世競争を好むのは男性性が大半ですが、

自分だけの世界で生きていると言っても過言ではありません。







だから頑張って出世したところで、いざ蓋をあければ

家族を犠牲にしたあなたとは一緒に居られない、と

離婚届を付きだされる・・・・てな結果になるんですな(笑)







つまり「自分がこう思うから、相手もそう思うはずだ」

という、勝手な妄想の世界の中に生きてるんですね。

(もちろん、全員ではないのですが)





部長や社長などの肩書きや売上の大小など、

抽象的なものに捉われやすいのもそう、







社会的な役割はすべて抽象概念、実体はありません。

しかしオス性とは、回りくどい筋道を好むのです。







僕が回帰論を書いているのも、そういった背景なんです、

さあ、男性諸君、一刻も早く回帰しましょう!





・・・と言いたいところですが、

これは役割の違いです、抽象度を上げるのは男性なんです。







理想に燃え、世界に飛び出す男と

家庭を見守る女性というのは、古臭い通念ですが、







生物学的に言えば、ちゃんと根拠のある

役割分担なんですね。

(もちろん、例外が悪いのではなく)









ビジネスにも野球にも「女房役」ってあります。

これは差別ではなく、違いを区別した隠喩だと思うのですが、







これ以上書くと、女性の敵を作りそうなので止めときます(^_^;)


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