こういったものを書いているのは、
今後、芯の通った経営が求められると予想しているからです。
それは決してコンプライアンスなどのドグマを絶対化した
非人間化・非個性化・画一化の道ではありません。
それは相手に強制するものではなく、人間中心設計、
個性・多様といった多彩なものを表現する為に
己の色を明確に打ち出す、ということです。
マス最大化の時代は終焉を迎えつつあります、
また、利益を追求することが第一目的としている企業では
これから先、苦戦を強いられるのは間違いないでしょう。
それがこの国ならではの強み、独自化の第一歩です。
今日はそんな小話を。
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この会社は高級ジーンズを生産販売している企業です。
代表は平田俊清氏、根っからの職人気質で、
例えば主要商品であるデニムを「作品」と呼び、
藍染めには一か月以上染色するというこだわりようです。
そこで実際の製造工程を学んでから各ショップへと配置されるようです。
作り手から売り手へ、という教育フロー。
もちろん、その無形効果は言うまでもありません。
そのこだわりは世界へ広がり、
かのベッカム選手も愛用したのだとか。
僕も一着だけ持ってます(写真は別もの)
さて、そんな平田氏は哲学がまず先にあって、
哲学なき企業とは戦略なき戦術のようなもの。
軸なき理念では、「自分を生きた」という軌跡そのものが信じられません。
だから自分の色が分からない、
分からないから他の成功者の出す色に染まりやすいのですが、
それはその人の色であって、自分が馴染むとは限りません。
また、それは「強み発掘」でもありません、
強みは戦術レベルにおいて、その効果が発揮されます、
つまり短期的な目標レベル達成において意味があるのです。
逆に戦略は構想であり理念、あるいは価値判断の基準です。
その戦略の段階で「最善だ」と言えるものを作るのが「リーフ理論」です。
だからこそ、それを考えるのはとても価値があることですし、
それは自分でやらなくては意味がないのです。
組織内に置いては短所とも言える反骨心や謀反心は
この場合においては長所と言えますね。
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