2012/10/11

花鳥風月



こんばんわ、坂口です。
9月も後半に入りましたね。




ビジネスに励むのもいいですが、
せっかくの秋です。




ちょっと時間を作って、
花鳥風月を楽しんでみませんか?










さて、僕らがモヤモヤした時って
お酒を飲んだり、カラオケで歌ったりと、
発散の方法は色々あると思います。





現代は、和み、とか癒し、といったものを
「意識的に」作ってるんですが、




一時的には解決できても、
なんだかこう、心からスッキリしなくないですか?




まるで慢性的に蓄積されてる、っていうか。
僕はこれって、理性の限界やと思うんです。





つまり「あたま」って万能じゃないな、って。





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アメリカなんかは意識の国ですから、
薬だったり、音楽だったり、香りなど、
あらゆる解決方法が存在します。





日本でも、α波がどうだとか、
エンドルフィンがどうだとか、
物質・数値化しているようですが、





実際のところ、どうでしょうな。
あまりハッピーじゃないような気がします。





僕はそれより、自然の景色を眺めたほうが
よっぽど安上がりで癒される、という考えです。




放っておけばどうにかなるさって(笑)
最近、その傾向が強いですね。





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養老孟司氏は自然の定義を
人間が作ったものではない、としています。



逆を言えば、作れない。
それが自然と意識の違いだっていうんです。




昔これ聞いた時にですね、
なんというか、すごく納得したんですよ。





エントロピーで考えてもそう。
意識は秩序を作るけれど、
その分の無秩序がどこかで生まれてるな、と。




ヒーラーの癒しの言葉だって立派な意識ですよ、
そこにはどうしても意図が入ってる。




だからいくらブロックを外そうと、
思考の書き換えをしようと、
潜在意識を書き変えようと、




それら全ては僕らの意識がやってる、と。
これって、逃れられないですよね。




ってことは、その意識的な癒しは
どこかで無秩序的な荒びが生まれてる、と。



だから、人の作ったメソッド(秩序)って
どことなく、危うい感じがするんです。





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以前、潜在意識にアプローチする
成功哲学の内容とか見てみましたが、




よくよく考えたら、意識できないからこそ
潜在無意識であって、



これを意識的に表層化しちゃうと
逆に危険だな、って思いました。




北風と太陽よろしく、問題を
解決しようとすればするほど、大きくなる。




旅人のマントっていう問題を意識的に
解決するために、風で吹き飛ばそうとしてるでしょ。




どっこい本人は抵抗するわけです。
あとはもう、力比べですわ。




その結果が顕著に出ているのが、
自殺率や鬱病や癌じゃないかしらん。




これら病理はGDPが高い国ほど多い。
普通に考えたら逆にならないとおかしい。






不思議だけれど、成長した豊かな先進国ほど
人って生きにくくなってるんです。





そういった「わけのわからないもの」って
最近、あちこちで見かけませんか。





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日本って本来はテーマにある
花鳥風月を上手に取り入れた国です。



意識を意識で解決する
っていうやり方をちょっとだけ置いといて、





ぼーっと野生を眺める時間とか、
無意識で「ついやっちゃう事」とか、
それを大事にしたいな、って思ってます。







ノープラン、ノーリターン。
ドントシンク、フィールってね(笑)


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