2017/10/25

「継業」という新しいバトンの渡し方






近年、企業の後継者不足が話題となってます。
黒字経営で顧客基盤もしっかりしているけれど
後継者がいないという中小企業が全国に
100万社以上もあるんですね。
個人事業主別で見れば約8割の方が自分の代で
辞めようと考えているというデータもあります。



その最大の原因は「継ぐ相手がいないこと」。
これって、すごくもったいないですよね。



そんな時代の背景から、地方を中心に
第三者へと事業を継ぐ「継業(けいぎょう)」の概念が広がっています。





継業はM&Aのような吸収合併(承継)と違い
後継者不在の経営者とこれから事業を始めたい
人とのマッチング、語弊があるかもしれませんが
「経営者への転職」のようなものです。


継ぎ手は0から起業するより投資を抑えることができ、
既存顧客や仕入先も引き継げるというメリットがあります。
また、今ある事業をそのまま引き受けるのではなく
必要な部分だけを必要なだけ受け継ぎ、時代に添った
形に編集していく自由さがあるのです。


通常のFCオーナーには「独自編集」の権利は
ありませんが継業にはその余白があるんですね。
ちなみに当事務所は業界で唯一個人事業のFC展開も
支援していますが、こういった「継業」としての 側面を持ってます。


***


起業当初、こういった柔らかな事業継承を
提唱していたけれどなかなか受け入れられませんでした。



でも今はそうじゃないな、と肌で感じています。



「後記」

それはまるで植物の育て方のよう。



そのまま育てることが難しいければ
接ぎ木をすればいい。一つの鉢に収まらなければ
別の鉢に株分けして、増やせば良いのです。


土と根幹さえしっかりしていれば、可能ですよ^^




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