今年の初頭、セコムの共同創業者である
戸田寿一氏が亡くなりました。
以前の記事ではその組織論には触れただけですが、
セコムは現在、売上が約7,600億、経常は約1100億という、超優良企業。
本来、共同経営者は儲かっても儲からなくても
運営がうまくいかないというのが定説なのですが、
戸田氏は社長である飯田氏のサポート役に
徹したそうです。言わば名参謀ですね。
コンサルや外部の連携を考える方は増えました、
今回は参謀の重要性についての小話。
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さて、現在経営書でよく見かけるのはリーダーシップ論、
トップの、トップによる、トップの為の啓発本です。
テレビや雑誌などでも、やり手の経営者が対象となるのですが、
その後ろには必ずと言っていいほど「名参謀」がいます。
中小企業の経営者の多くは歴史好きですから、
参謀の大事さは、よくご存じです。
ただ、一方で経営者が社運を決めるという考えもあり、
優秀な参謀を求めながらも、自分で全ての舵取りを行っています。
余談ですが、この所クライアントさんからの紹介で、
FC支援案件以外の経営相談の機会を頂いています。
新規事業であれば特に外部からの意見が欲しい。
多くの経営者がそう思っているでしょう。
しかし外部である以上、超えれない一線がある、
ちょっとした相談相手は結構いないものです。
社内の参謀のタイプは時期によって変わってきます。
例えば創業期など、安定していない時に必要なのは
悪く言えば「イエスマン」、良く言えば「忠誠心の高い人材」ですが、
安定期に入り、成長、成熟と向かっていくと
後者参謀は変化対応が自分ではできません。
今を見極め、正しい参謀とチームを組みましょう。
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