ようやく九州が梅雨明けした。
先日の海の日は晴天だったこともあり、
3連休は賑わっていたようだ。
ようやく夏本番、である。
今年は浴衣でも買おうかな
僕は小さい頃、夏に曾祖母の家に行くのが楽しみだった。
すぐ隣には川が流れていて、そこで沢ガニを捕まえたりしていた。
暗くなるとたくさんのホタルが夜空を舞い、
それを眺めながら縁側でスイカを食べた思い出がある。
今になっても忘れないものだ。
多分、心から楽しんでいたのだろう。
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さて、夏といえば(毎度の事であるが)
電力会社が一斉に電気料金の値上げを叫んでいる。
原発を稼働停止すれば、火力発電によって
燃料費がかかりますよ、と。
まあ、要は再稼働の為の「恫喝」である。
負担したくないのなら、稼働させろ、というわけだ。
ただ、賢明な読者の方ならご存知だろうが、
実際は原発を止めたとしても値上げにはならない。
沖縄電力などは原発を持っておらず、
その大半が火力である。
では沖縄の電気料金が日本一高いか?
と言うとそうではない。多少割高ではあるが、それは国土規模のせいだ。
つまり電気料金が高いのは、原発のバカ高い維持費を
我々の電気料金に転嫁しているだけなのだ。
今マスコミやら何やらを使って報道しているのは、
全て国策、再稼働させるための布石である。
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「嘘をついても人は信じる、ただし権威をもって語る事だ」
ロシア作家のチェーホフはそういったが、
自国のソ連では、権威の語る嘘が常態化し、誰も信じなくなった。
現在、この国も、同じ道を歩んでいる。
歴史は常に学ぶ機会を与えてくれるが、
悲しいかな、誰も学ぼうとはしない。
否、学んだとしても、利権構造上
どうにもできないのだろう。
ここ九州には九経連を始め、色々と団体があるが、
九電はそういった各団体の主である。
九電の子会社は約60社、関連会社は29社。
さらに取引企業数は2336社、そこには二次取引は含まれていない。
前回の繰り返しになるのだが、多くの地場企業が、
その優秀な理性を使い、阿諛追従していると言う事だ。
まるで半ば逃げ腰、へっぴり腰ながら
作り笑いで火遊びをしているかのよう。
そんな連中が経済界にたむろしている。
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きっと、もうそろそろ何かが起きる。
誰もがそう考えつつ、逃げるタイミングが掴めていないのだろう。
ただ、火遊びの始末は己でするものだ。
選択と責任はセットである。
そして、原発は個人が責任を負える代物ではなかった。
これはごく最近の過去の出来事である。
歴史と呼ぶにはまだあまりにも日が経っていない。
それすら忘れてしまってるのであれば、
きっと彼らの頭の中には、良質な消しゴムが入っているのだろう。
さてさて、今年の夏はどうなることやら。
幼少の頃の夏が異様に美しく感じる、今日この頃である。
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