2012/08/13

7%のシステム言語を超えて



言葉自体が相手に与える影響はどれくらいかご存じだろうか、
実はたったの7%程度だと言われている。



「メラビアンの法則」で有名なアルバート・メラビアンは、
伝達に関する影響度を調べた結果、


言語7%、口調・早さなどの声のテンポが38%、
そして、身ぶり手ぶり(振る舞い)が55%という結果を出した。



つまり、相手に伝えるのはボディ・アクションが一番大事であり、
伝える(伝わる)という相互作用には「振る舞い」が大事なのだ。



世界最高のプレゼンテーターと言われたスティーブ・ジョブスも
これら「振る舞い」を上手に使っている。



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つまり伝道者は「最高の役者」であればあるほど、
その影響力は強い、というものだ。


「振る舞い」はビジネスだけに限らない、
ビジュアル情報によって我々は影響を受けやすい。



そして(逆説的だが)それをもう一度
「言語に練り上げる」、それが私がやっている事だ。



理由は一つ「感性に響かせる為」だ。


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感性のシステム構築とはなんだろう。
そもそもシステムとは何を指すのだろう。


あらゆる組織はシステムによって動いている、
そしてシステムは「静態・動態」の2つに分けられている。


以前記事に書いたように、静態とは「閉鎖システム」、
機械のように内部完結で外部との入出力がない。


反面動態とは「開放システム」であり、
我々人間は常に開かれ、外部と相互作用を繰り返す。



言わばシステムとは「部分間の結合」であり、
その相互作用を一段上から観た時、それを「システム」と呼ぶのだろう。



つまり結合や作用を行っている「部分」の視点からでは
そのシステム全体は理解できない、と言う事だ。



ちなみにシステムには「対義語がない」。
デジタルはシステムではない、対義であるアナログにもシステムはある。


つまりシステムは「静と動」のように対こそ成すが、
我々の世界のあらゆるものに存在する「全体枠」なのだ。


枠(システム)を理解する為に科学や化学、
哲学や心理学や脳科学や量子力学が生まれた。



しかしそれを知っても子供の無邪気さは説明できない。
私を科学で笑わせる事はできない。



理性は感性のほんの僅かな部分を説明しているだけ、
だからこそ感性に興味を持った。


前回書いたが私は「システム」という言葉が嫌いだ、
それより「仕組み」の方が体温を感じる。


「感性システム」というよりも
「感性が織りなす仕組み」を作りたいと思っている。




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