2016/04/27

プロは感覚の世界に生きる






このあいだ東洋経済さんの書かれていた
未来工業さんの記事に、思わず納得してしまいました。



楽園企業は「バカ管理職」にはとことん厳しい

(クリックするとサイトへ飛びます)




多分に、企業の9割9分がこういった管理を
やっているでしょうから、耳が痛いでしょうね(^-^;



現代病にかかっている自覚がない人が
たくさんいるので、つい指示したくなる気持ちは
分かりますけど、



本来の管理職は「調整職」、あいだの役割です。
それによって従業員は主体性を持ち、プロ社員として
勝手に育っていくんですね。






てなわけで、
今日は「プロは感覚の世界に生きる」について。





引用元©www.shirasushinya.jp/works/




当事務所がやってるFC展開において、
一番重要視しているのは流れ(状態)の構築です。



厳密なマニュアルを作り、守らせるのではなく
(ブラッシュアップとは違った)編集をさせることで
加盟店に即興的な知恵を身に付くようにしています。



情報伝達、指導役であるSVも(基本)置きません。
その代わり、対話ができる場を形成していきます。



つまり固定された構造を極力外していくことで、
個々の最適な状態を作り出しているんですね。



端的に言えば「同じ」じゃないようにしていく、と。
脱構築ではなく、「脱情報」ということです。




☞☞☞



そもそもこの「同じ」という言葉は
実に抽象的なもの、同じものなんてひとつもありません。



例えば、昨日の店舗と今日の店舗は
まったく一緒の作りですが「同じ」ではないでしょう。



昨日と比べると、ホコリはついてるでしょうし、
見えない程度でしょうが、劣化もしてる。





屁理屈じゃなくて、実際はそう。
そして、これが感覚の世界の前提なんです。




我々を例にすれば明らかですが、
昨日と同じ気分でいる人なんて、いやしません。



だから昨年と今年は比べようがないし、
A店とB店が同じことをやっても同じにはならない。



だからこそ、日々新たにという創意工夫が生まれるのです。



それとは違い、「情報」とは同じもの。
いくら時間が経とうが、変わることはありません。



「パンタレイ(万物は流転する)」とヘラクレイトスは
言ったけれど、その言葉自体は永久に変わりませんよね。



「パンタレイ」が「パンダねえ」になることはないし、
「諸行無常」は「小業務上」になることはない(笑)



こういった時間の経過に関係なく変化しないものを
我々は「情報」とか「知識」と呼びます。



統計はこの「情報」をベースに作られています。
だから、計測可能なんです。



「同じ」で「変わらない」が前提ですからね。
つまり情報化社会とは「感覚社会」と真逆の世界なんです。




法則、法律、制度にマニュアル。
道徳、システム、カリキュラムは全て情報です。



☞☞☞



我々が変わらないままでいるのは
実は簡単なことなんです。



分析して、定義して「私はこうだ!」って
言葉にしたものを一貫させる、それだけです。



読者の方は勘がいいでしょうから分かるでしょうが、
これが巷で叫ばれてる「自分らしく」ってやつの正体です。



強みや弱みを分析し、天職を設定すれば、
僕という存在は簡単に「情報化」することができるんですね。



しかし、人間は情報ではありません。
昨日の僕と、今日の僕は別人であって
日々、様々な環境の素材によって変化していきます。



一般的にそれを「成長」とか「学び」と言いますね。
人は「わかる」と「かわる」のです。



もちろん、逆に「堕落」してしまうこともある。
だから企業は理念という志向性が必要なんです。




☞☞




コンセプトの一貫性や軸の設定を
「情報化」してしまっても、本来の理念や
個性は感覚の世界にしかありません。
(マニュアルやノウハウだってそうです)



困ったもんで、この「感覚」や「感性」でさえも
情報化して、分かったようなつもりで説明する人がいますが、



本来は、その情報世界自体から
抜け出さないといけない。




自ら行動することによって、我を忘れる。


言い代えれば、自分になりきることによって我を忘れる、
という正常な生き方から、現代はいよいよ遠ざかって行く。



つまり、そういうことでしょう



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