2017/03/26

ゆでガエル



コンサルや思想活動家がよく使う言葉に
「ゆでガエル現象」と言うものがありますね。
熱湯の中にカエルを入れたらその熱さですぐ
飛び出すけれど、常温の水から徐々に熱くしたら
温度変化に慣れてしまい茹で上がって死んでしまう、と。


そこからビジネスでも致命的な状態に
陥ってしまったことを「ゆでガエル」と
揶揄するようになったようです。


(ゆでガエルにならないように)
常に変化せよ!イノベーションを起こせ!
立ち止まるな!ってね。





確かに、今までのやり方に固執したり
保身に走ったり過去の栄光にすがっていれば
時代の変化に対応できないでしょう。



ただ「変化できない、遅い」というのと
慎重に進めていくこと」を一緒に
してしまうのはいかがなものかと思ってます。
それは慎重論を否定する理由にはなりませんからね。


そもそも日本流の特徴は漸進主義です。
真の保守だってそうでしょう。
いわば改革ではなく「改善(編集)」であって
その前提は年輪を刻むような志向性です。



状況がガラリと変わればすぐさま
変化対応できる柔軟性も持ってる。
そんな堅実かつ決断も早い「しなやかな企業」を
unreveでは日本流と定義しています。


深くしっかりとした根と柔らかな枝葉。
(多分に)この状態が最強でしょう。



ぬるま湯が冷たくなったら追い炊きするし、熱くなったらちゃんと飛び出すわいな(笑)



「後記」


ちなみにこの「ゆでガエル」の実験は
嘘だって知ってました(笑)?


実際はカエルの持っている温度センサーが
働き、ゆっくりした水温の上昇であっても
自分が生存の危機になる温度になったら飛び出すようです。


まあ、嘘でもこれだけ説得力があるのは
それだけ人間の本質を表しているのかもね。


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