2016/12/09

【初公開②】しなやかな組織を作る「5つのE」





前回に引き続き、しなやかな組織構築のすゝめ。
今日は重要なポイントとなる「5つのE」について(゜-゜)









さて、自然派生の組織には「間」の役割が
必要不可欠だとお伝えしたのですが、
「フラットな組織なら逆にいらないのでは?」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。



しかし、自然のものはすべて「間」があります。
例えば木は、真っ直ぐ上には育ちませんよね。
左右の枝に振り分かれるため、必ず節があるのです。



逆を言えば節の無いものは人工的に
育生して造った物だと言えるでしょう。



そこで当事務所は関節の役割である
「5つのE(以下)」によって有機的な組織を作ってます。



1・トップダウンとボトムアップの
均衡を保つバランス(balance)



2・組織間の微妙な変化を感じ取り
その落としどころがわかるセンス(sense)



3・社内にその雰囲気の違いを伝える
ことができるニュアンス(nuance)



4・本質的な要素を掴むことができる
エッセンス(essence)



最後に実効性の根拠が曖昧なものを、
安易に導入しないようにするための
5・エビデンス(evidence)




これが加減の定義であり、拍子。
呼吸が実際は「呼・吸」であるように
「・」の存在によって、二項は統合されます。




この話は次回のテーマにしましょうか(゜゜)ね



☞☞☞



上記の中で特に重要なのは
「エビデンス・エッセンス」。
感性経営において欠かせない部分です。



いくら批判なき対話が大事とは言え、
中途半端で生かじりの知識やいかがわしい
秘策などをどんどん取り入れてしまえば
かえって現場は混乱してしまうでしょう。



それを上手にまとめる能力があって、
はじめて一つの流れができるのです。




「後記」



風土は文字通り「耕すこと」。
それによって根幹である企業文化が育ちます。



我々は地上の枝葉に目が向きがちですが、
実際の「成長原理」は逆なんですね。




植物の根や茎の先端はその生涯を通じて
成長を続ける。ある種の樹木などではその期間は
数千年にさえ及ぶ。


これは根や茎の先端に「幹細胞」(継続的な分裂能力と
様々な細胞への分化能力をそなえた細胞)が
維持されているためである。


動物と植物に共通して、幹細胞は近接する
細胞からのシグナルに依存して維持されることが
分かっている。植物の根の幹細胞は「静止中心」と
呼ばれるわずか数個の細胞を取り囲む様に
配置している。静止中心の細胞は、それ自体は分裂しないが、
周囲の幹細胞を維持している。


奈良先端科学技術大学院大学 
バイオサイエンス研究科のサイトより引用~





以前ブログにも書いたように
樹木は根の方の成長に合わせ、
自ら枝葉を落としていくのです。




書けば書くほど土台って大事ですね(笑)



植える場所は小指ほどの土壌かもしれない。
しかしその植える場所とは地球の一部なのです。



地球の力を借り、太陽の恵みを貰うことで
一粒の種から数百の実や数千の種が生まれ、
何百年、何千年と続いていく・・・まさに一粒万倍の原理ですね。




我々はもっと、自然の力や流れに
耳を傾けて良いのではないでしょうか(゜-゜)



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