2016/12/17

自由意思による脱自由意思







今の金融市場では人工知能が自動的に
資産を運用するという「AIファンド」ってやつが
どんどん普及してるみたいですな。



で、どんな感じなんだろって調べてみたら
もうね、人間が入る余地は全くないのよ(笑)



一秒二秒の世界じゃなくて「ナノ秒」。
つまり10億分の1秒の世界で取引やってる、と(゜-゜)ナニソレ



それが主流になるともう「通信」ですね。
金の流れを自動で追っているに過ぎない。



そんな人工知能相手にお金を善とか悪とか
エネルギーだとか論じても、空しいだけでしょうね。



そういや誰かが言ってたなあ。
「お金に善も悪もないのよ!」とかなんとか。
よかったね、これってまさに善も悪もない、
絶対的な平等の世界だ。



システムはえこひいきしませんもんね。
平等で自由、誰だって受け入れます。



☞☞☞



そんなシステムを導入すれば
誰でも同じ結果出せるようになるでしょう。



用意されているマニュアルを見る、
ボタンを押す、入力する、出た答えを渡す。
順序通りやれば誰も間違えない。



つまり誰でもこなせる仕事が増えていくってこと。



これも平等ですよね。だって誰もかれも、
技術に差がなくなっているんですから。
ただそんな自販機レベルにまでした結果、
今の仕事の価値は相対的に低下したわけです。



「仕様」に差が無くなっているんだから
当たり前の話ですわな。スマホで検索するのに
熟練の技術なんて要りません。



ただ処理スピードをどれだけ上げるか。
そこからくる結果は、全員もれなく平等(同じ)情報です。







人工知能は迷いません。
ただ膨大なデータから最速でレスポンスを
引っ張ってくるだけです。



そんなAIがIOTと手を組んで、我々の
日常生活に入りこむのは時間の問題でしょう。
やがて自動運転カーのように、経営判断も
任せる日がくるだろう、と言われてますしね。



例えばネットではAmazonでしょうが、
やがて無人のスーパーで買い物して
買ったデータ履歴からお勧めなどが
メールで送られてくるんじゃないの?



検索で口コミみて買って、SNSで拡散して。
そうやって繋がってる我々の行動は当然、
全てデータとして管理されてるわけだ。



まさに「考える事」も委ね情報の中で生きる。
空想とは言え、あながち間違ってない気がしますね。



いくら膨大だとは言え、ネットって
似たような記事ばかり出てきませんか?



つまり、そういうことでしょう。



☞☞



そうなると究極「自分が何者であるか」さえ
自ら証明する必要がなくなるかもしれませんね。



何が強みで何が得意で、何が好きかを
ポチポチっと入力すれば、自分が何を
提供できるかまで答えてくれるアプリとか
出てくるかもしんない(笑)




「社会が敷いたレールなんて
歩きたくない!俺は自分を知って、
自分だけの道を歩くんだ!」と言いながら
肝心の「考える事」を委ねてしまった結果、
「システムの作ったレール」を歩いちゃう、と。




いーねー、自由意思による「脱自由意思」。
便利すぎて吐き気がくる(笑)




なるほど、だから占いという商売は
消えないんでしょうね。




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