2017/04/29

「仕事は遊びだ!」と言い切れない件。



最近、沢山の人が憑りつかれたように
遊びが仕事になるように生きよう!」と
具体的方法を一切提示せず他人に叫んでますが
皆様いかがお過ごしでしょうか(゜゜)



まあ、個人でそう思うのは勝手だけど
本当の遊びなら「お金」いりませんよね、
目的がないのが遊びだから。


個人的にその理想はベーシックインカムが
実現した場合の正解だと思ってます。現実は
コスト削減に利益アップという「前提」が
居座っているから従業員に遊ぶ余裕なんて
ないだろうな、と。(資本主義ごと否定しても
仕方ないけど)それで遊べって言うのは酷でしょう。


これは楽しく仕事するのを否定してるんじゃなくて
目的がある遊びは「計画」に近いってこと。
そしてその「目的」遂行のために「ルール」が
発生する以上、個人の感覚は優先順位的に後回しになっちゃうわけだ。


大人の遊びは「ルール」がある。
この違いを知らず純粋な「遊び」を求めても
一生、不満は消えませんわな。



「なんでサッカーで手を使ったらダメなんだよおおぉおぉ」



いや、そっちの方が楽しいからね。


程度によるけどね



バックパッカーも「いかに安く世界を回るか?」
とか「月いくらで生活できた」とか言った時点で
価値の尺度は個人の感覚ではなくお金の方、計画されたものです。


もちろんそれは全然悪くない。
ただ、子供のように自分の感覚を
優先して遊んでるわけじゃないってこと。
あいつら「これを体験するために」とか考えないから(笑)


そんなわけで冒頭のスローガンって
なんか違和感があるんです。
個人の自由感覚を追い求める結果、
いつの間にか「遊ぶべきだ」と言う
目的(計画)にすり替わってね?ってね。





アンチルール(制度)は「何でもありの世界」。
煎じ詰めれば今の常識に対する「反抗」が根幹。


僕は反抗して遊ぶなんて、かっこ悪いと思うな。
それってただのヤンキー思考やもん(。-∀-)


「おまけ」


個人的に本来の遊びは私有自楽の世界、
ヨハン・ホイジンガの言う「生存と無関係の世界構築」と思ってます。






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