2015/10/15

コンフリクトを内包せよ②




こんばんわ、坂口です(゜゜)


さて、先日に続き
「コンフリクトを内包せよ」、二回目です。









組織は生き物です。
我々と同じで、年も取れば病気にだってなります。



だからこそ、全てを大事に扱わなければいけません。
従業員もそう、歯車や部品ではない。


今までの組織構築はそんなエンジニア的な
建築(システム)概念でやってきた所が多かったのですが、



短期利益や事業売却が目的でない限り、
その概念ではすぐに寿命がきてしまいます。



よって生命という本質から目を背けず、
動的平衡によって、持続させることが必要です。




大事なのでもう一度書きますね(笑)



組織は(精神を含め)一つの生命なんです。





☞☞☞



当事務所では、対話を始めたとした
場の形成(弥栄モデル)によって、
組織に命を吹き込むことを重視しています。



それがやがて社風になり、風土になり、
最終的に文化へ昇華するのですが、



それは所属する従業員一人ひとりが
自覚できるか否かにかかっています。



いくら崇高な理念や業務であったとしても、
本人に主体性や心地がないと意味をなさない。



なぜならビジネスに限らず、我々が持つ
普遍的な欲求の一つがこの「心地」だから。



例えば、我々は「社会のために」や
「平和のために」と、やってる行為を
正当化する生き物ですが、



それら欲求の大前提は何かというと
「自分が心地良いか、否か」。それに尽きます。
(これを教育の基準にしている母親が多い)



つまり心地とは、自己生存欲求の
一部が表層化されたもの。



最近よく、デモのニュースを見るのですが、
人が善悪を区別している基準だってそうでしょう。



悪だと定義しているものは生存を脅かし、
不利になる(心地が悪い)ものであり、



善だと定義しているものはその人にとって
生存的有利(心地が良い)です。



いつの時代も善を譲らず衝突してますが
それは生存を有利だとするベースが
個人の価値観や観念体系であって、



その観念は人によってバラバラなんですから
普通に考えると当たり前のことなんですよね。



(そういう意味では)
今の政治が批判される理由は正しい。



なぜなら特定個人の生存にだけ
有利に働いているから。そうじゃないですか。



人間は秩序好きだね





そんな個人の無意識的な快・不快が
組織においても、大きな影響を与えますので、
ここがボトルネックだと言えます。




それを解消するのがコンフリクトの内包であって、
新しい秩序の概念なんですが、



ここから先は企業秘密ってことで(笑)



☞☞



なぜここまでしないといけないのかというと、
今の情報化社会では依存型が多すぎるから。



現代は良くも悪くも「主体性」を奪う。




依存型は考える力を放棄します。
それは「自分を信じる力」と同義です。




もし、所属するメンバーがそんな依存型なら、
やがてそれ(他人の正解)を待ち望むようになります。



学ぶこともそう。「学び」とは一見
前向きで自立的な働きのようですが、




以前書いたように、学んでいる時は
他人の後追いをしているだけであって、
本人は停止している状態なんですね。
(そこから編集している人なら別ですが)



コンサルやコーチ、講師などの仕事が
学びを伝えるものだと考えている人は
すでに依存体質になっていますし、



そう思ってやっているコンサルやコーチは
間違った教えを説いています。




大事なのは自分で創造できるようになること。




我々を始め、生命はそんな自己創造と、
そこからの共生によって初めて、成長・進化するような気がします。





「後記」



ちなみに僕は、個人の自己創造性だけで
進化できると思ってる「いち抜け」的な
優越感を持ってる人は好きではありません。



そういった人ほど、ダーヴィニズムである
強いもの、適応した「種」が生き残るんだといいますが、



バカおっしゃい。
恐竜が必死に氷河期に適応しようとしたとしても、
絶滅は免れなかった。当たり前のことです。



さらに言えば、適応したという個(種)が
何か特別な努力をやったわけでもないでしょう。



共生の結果「たまたま」選ばれた種が
今日まで「共生の結果」、たまたま生き抜いて来れただけであって、




ここに「お蔭さま」の本来がある。
見える結果など、単なる影に過ぎないんですよね。





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