2013/03/19

リゾーム派生 方法序説「理」


フランチャイズを始め、何か物事をスタートする時は
なんでもそうなんですが、大事なのは正しい軸を作り、
あとはそれをひたすら肯定することです。





一番ダメなのは、コロコロ変わる無難な答え。
経験上、ほとんどの確率で断念します。





そもそも、否定や批判は誰でも出来ます。
不安の材料なんて、そこらじゅうに転がっているのですから。







反面、肯定は違います。
本質を知らなければできません。





だから100人中99人が反対や否定する中で、
本質を知っている人だけが肯定できるのです。





自分にも、他人にも、ビジネスにも・・・







週末なので、今日はマニアックな
日本流フランチャイズ方法序説「理」について。





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さて、僕の提唱する方法序説なんですが、
特に大事にしているが、度々書いている理念(軸)です。









理念の主軸は、縦軸と横軸、対立する二項を
回帰(メグリ)することによって、作りだすもの。





ちなみに、これは古神道では
三十字の理と、言われます。







オカルトみたいですか(笑)
まあ、気にせず進みます。







この理とは、男(縦軸)と女(横軸)によって
子(産土力)が生まれるように、陰陽の対極の
組み合わせがエネルギーを生み出す原理です。





この理、日常を見れば、
たくさんあるのが分かります。







例えば、有機物である「お米」を
無機物である「お椀」に入れますよね。







この状態で陰陽(プラスとマイナス)の組み合わせが生まれ、
中にあるものは「中性」状態になる、と言われます。







中性とは、純粋なエネルギーです、
食べ物は器に入れると美味しく感じるのではなく、
実際、美味しいんですよ。




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話を戻します。
unreveの主軸(理念)の構成とは、
こういった意味の対立二項の統合です。







ここで多くの人が「一面」だけしか見ようとしません。
頭のどこかに「もう一つの面」を出さずに、隠しているのです。







人によって「プラス面(自己抑圧)」だったり
「マイナス面(自己欺瞞)」だったりするのですが、





それが「本当の自分(本質的な正しさ)」だと
思っているんですね。





しかし、それは勘違い、
ありのままの本質とは、「両面」の先にあります。





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その「ありのまま」の認識をするのを
「ゲシュタルト」と言います。





これはよく騙し絵で例えられるんですが、
我々は、2つを同時に捉えることができないのです。





有名な「ルビンの壷」、この絵は壷でもあり、
顔でもあるのですが、同時には見れません。












それは、見えないもう一つが「ない」というわけではなく、
見方によって「ない」が「ある」に「成る」のです。





ゲシュタルト(全体性の統合)はこのプロセス。
全体像として認識する、ということです。





この世界だって、安定しているように見えますが、
実際は観察によって日々「決定されている」とも言えます。





これは我々が「観察者」だからこそ、分かるもの。
主軸とは、この観察者(メタ)視点の事です。





日々プラスになったりマイナスになったりする人や
決断ができないで前に勧めない人は、





「今日はこっちの絵が正しい、明日はこっちの絵が正しい」と言っているのです。







これを永遠と繰り返しても答えは出ません、
答えが「両方」である以上、無限ループに陥ってしまいます。







この事実を知ることが前提の否定、
リゾームで言う「根っこ」の入れ変えであり、
志向性(理念)の決定であり、







冒頭に書いた「本質的な肯定」です。





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松下電器は当初、競争が激化する業界において
常に何が正しいかを考え、淡々とその道を歩いたといいます。





創業者、松下幸之助が説く経営理念は
単なる個人の拡張や利害欲求だけではなく、




人生観から俯瞰し、社会観、国家観、世界観、
さらに自然の摂理と言う所から芽生えるものだとしました。





そんな精神は、論理やテクニックや盲信ではなく
もっとラディカルな部分から派生していると思います。







FC展開に関し、理念が明確でない方は
一度、この概念から作ってみてはいかがでしょう^^











【後記】



ゲシュタルトが出たので、最後に有名な一節を。






私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。





私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。    





そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。    





もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。    





出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。








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