2014/10/15





さて、ビジネスにおける5S、これは
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字(S)を取ったものです。

この最後にある「しつけ」、
躾と言う言葉は中国から入ってきたものではなく
この国で生まれたもの、いわゆる「国字」だと知ってましたか^^?



躾が「身を美しく」という文字から成るように、
本来「美しいと感じるもの」と思われるでしょうが、
それだけではありません。

しつけは別字で「仕付け」、
つまり「仮縫い」のことでもあるのです。

今回はそんな「しつけ」の小話を・・・・




これは「躾」のほう


最近親のしつけができていない、という話を
よく聞きます。

僕には3人の姪や甥がいるのですが、厳しいですよ~(笑)
年始早々から、しつけましたしね。
(まあ、ほか全員がフォロー役だからこそですが)



躾は仕付け。
本来、それは着物の「型」が崩れないための
仕付け縫いであって、「仮止めする」という概念です。



それは絶対離れてはいけないという、
本縫いではなく、最終的に取り外すものだというのを忘れてはいけません。



最初にあちこちバラバラにならないため


それは私のフランチャイズ構築概念と同様、
やがて離れる型枠であり、守破離の精神にも通じます。


私は今でこそ、しつけを先人の知恵であり
努力の結晶だと感じています。

何年も何十年も、試行錯誤して得た「生きた経験」
これは世間の処世術かもしれません。


それを振る舞いにしたのが「礼儀・礼節」、
これが美しい躾として、今も続いているのです。

☞ ☞


さて、よく作業効率や生産性の向上などのマニュアルを
「しつけ」だと勘違いしている方がいます。


それは犬猫など、ペットに対する「しつけ」であって
教育の概念とは全くかけ離れたものです。


確かにそれをすれば、効率的に仕事をこなし、
生産性も一時的に上がるでしょう。


でも、それを「本縫い」として続けている以上、
何人かが、必ず途中でダウンします、後になってツケは回ってくるのです。


ちなみに、以前私が経験した広告代理店は
朝の2時まで仕事して、朝の7時には出社しないとダメでした。




土日休みと書いていたけど、実際は休みもなく
フラフラな状態を見た上司から「やる気が足りない」と。


今でこそ良い経験ですが、あの時はシンドかったあせる
(それを続けてる上司もスゴイ・・)

他にも社員を使い捨てにするような企業は
過酷な労働を「しつけ」として教育しています。


昨年から対策として求人票に「離職者数」の
掲載義務ができましたが、例えそれをやったとしても、
企業が別枠の求人媒体を使われては意味がありません。



表面上の問題をいくら取り上げても意味がないのです。



☞ ☞ ☞

逆に、仮縫いという概念を忘れなければ
我々は立ち止まることができます。



「なぜできないのか?」を考えなくてはいけないからです。
自立型FCにとって、そこが最も大切なのです。
なぜうまくいかないか?それを全員で考えること。

合理的で画一的なものはとても楽で、便利です。
仕事が出来る人は「あの人が自分の分身だったらいいのに。。。」と少なからず思ってるはず(笑)


「最短・最小で最大の効果を上げる」
これは経営の世界では大変喜ばれるフレーズです。



しかしやり過ぎたそこには「加減」がない、
加減のないものは「あそび」が利かないので「ゆらぎ」が起らない。



ゆらぎは散逸構造から自己組織化へ向かう
ラディカルなファクターである以上、外せないのです。



私の提唱する散逸(自己組織化)構想は、
我々人間の体と同じ、フラクタルです。



毎日24時間、常に健康に気を使ってたら
逆に神経が参ってしまいます。


体内にも悪玉菌がなくはいけないように、
暴飲暴食や睡眠不足など、我々は都度の「毒」を入れる事でバランスがとれるのです。




以上、リゾーム派生FCの「加減・枠・ゆらぎ・あそび・散逸」を
ちょっと砕いて説明してみました^^



さっ、仕事仕事・・・と。




「リゾーム派生がちょっと分かったかも!」という方は
office unreveの公式ホームページも、ぜひ一緒にご覧ください!





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