2018/08/27

組織の感性を高める。






創業96年で営業赤字は一度もなし、旭化成はなぜ強いのか


 ――2025年度の展望として、「連結売上高3兆円、営業利益2800億円」の実現を掲げています。今のところ業績は絶好調ですが、今後は何が課題になりそうですか。  


いたずらに危機感をあおるのではなく、いかにして旭化成グループの感性を高めていくかが課題になります。ベースになるのは、個々人の感性です。  


世の中はますます不透明になり、変化の激しい時代に入っていきます。そうした流れの中で、変化を上手に取り込んでいく。もしくは、変化に対してしっかり対処していく。たまたま業績がよかった現状に安住するのではなく、変化を先取りして新しい価値を生み出す。そのためには、旭化成グループの個々人が持つ感性を高めていくことが極めて重要になってくる。それらの総和が発揮するパワーこそが、企業としての旭化成の足腰を強化することにつながる。  


グループ全体として、どれだけ感性の高い人材の数を集められるか、いかにして彼らの情報が経営陣に早く上がるようにできるか。変化の激しい時代には、そういう体制を構築することが急務になる。社内外、業界内外、国内外などを問わず、感性の高い人材がコネクトすることで、過去に存在しなかった新しい価値を生み出す。私は、旭化成をそのような企業集団にしたいと考えています。


ーダイヤモンド オンラインより引用ー



(事業によって違いますが)ライバル企業である
東レもこんな感じで感性を重視してますね。以前
ソニーの感性経営について記事にしたんですが
最近ようやくロジックの対極概念が使われだしてきました。



ちなみにこの感性は「勘性」、
いわゆるヤマ勘じゃありません。
俺の経験からピンと来た、それだけじゃ困るわけです。


ビジネスの勘というのは必ず理由があります。
経験と論理(数字)という下敷きがあってはじめて
感性はデザインできる。個人的にそう思ってます。





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