2013/11/21

情理を兼ね、情理を尽くす。

こんばんわ、坂口です^^



今月も気付けば21日。
あっという間に終わりそうですね。




老い易く、成り難し。
昔の人は、実に上手く言ったもんだ。



とまあ、オッサンの呟きはこれくらにして(笑)
今日は練成講座の一部を
資料を元に、ご案内しようかなと思います。




☞☞



さて、unreveでは理念を重視していますが、
それを支える根幹は感性であり情緒です。



エモーショナルと言うよりも真心、
そんな経営をうちの方では「情の型」と呼んでまして、



逆に理念なんていらないよ、
経営はシステムであり方程式だよ。
って言う人を「理の型」と定義しています。




理の型の傾向が強い人は、
「やりたい・やりたくない」ではなく、



「売れる・売れない」という手段(結果)が目的なんですね。




必要なものを事前にリサーチし、
「市場」から、「短期的」に、「獲物」を、
「効率よく見つける」ことが最大の目的ですので、
「売りたいもの」よりも「売れるもの」を優先する、と。



もちろん、独立一本で食べていくには、
早いキャッシュフローが必要なので、
その理論を選択するのは正しいのですが、
今のように「集める」という概念が
非常に難しくなっている時代では
博打のようなものになる可能性があるんですね。




なぜならそこには感性、「動機」がない。
「これを広げていきたい」という原動力が
「売れないと」継続的に起こらないのです。



☞☞☞



反面、情の型は耕す場所を決めるまでに
けっこうな時間がかかる場合がありますが、
いったん「ここだ!」と決まったら黙々と
未開拓地を耕し、地道に育てて行くことができます。



つまり短期的な成功と言うよりも
「着実に実をつける」ことを目指しているということです。



そんな情の型のやってることは
理の型から見ると、あまり好きになれません。
(逆もまた然り)



個人の感情に左右されるし、
キャッシュに直結しない「無駄」がある、



それじゃボランティアじゃないか、
慈善活動じゃないか、自己満足じゃないか、と(笑)



それより市場を見よ、効率を上げよ、
システム化せよ、と合理的に進めたがるのです。



繰り返しになるんですが、これはある意味正しい。
というか、かなり正しい(笑)



正しいけど、持続可能な事業の根幹は
「情」からの派生ですから避けて通れないんですね。
仮に避けて成功したとしても、途中で必ず
「やりたいという気持ち」が必要になってきます。



これは経験しなくても分かりますよね。
やりたくないことをやってる社長なんて、
「雇われ」となんら変わりませんから。





不自由な成功者





コンサルとクライアントのミスマッチの多くも
こういった「情の型」に「理の型」が教えてしまうことが原因です。



心のフラストレーションを抱えてても、
未消化の問題であっても「手段」を優先させる、
これが後々大きな問題になってしまうのです。



もちろん、情の型のコンサルが
すべて正しいわけじゃない。




だからこそ、テーマの様に「情理を尽くす」ことが必要なんですね。




個人の「らしさ」を最大限に活かし、
想いを大事にしながらも、その想いが
「居着く」ことのないよう、情と理をバランス良く、兼ね備える、と。




この「情理を尽くすこと」こそ、
まさに二項の統合であり、加減です。





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