2012/08/08

雑草

昭和天皇は付き人が「雑草」というと、
「世の中に雑草というものはございません」
と言ったそうな。



確かに、そっちの方が正しい。
しかし我々は意味のある・なしに対し、
「雑」という言葉を無意識的に使ってしまう。



雑用、雑談、雑学、
これらはちゃんと必要性があるんですが、



意識はこれを「意味なし」と
捉える分別癖があるんですな。



今日は、そんな「揺らぎ・遊び」と
自然派生について。








我々は一見無駄だと思えるようなことを
やってしまう生き物なんですが、


これは生きている証拠であり、
全てを効率的かつ合理的にやってると
文字通り息が詰まっちゃいます。



僕はそんな規則正しい生き方を見ると
どうもメカニックなものを想定してしまうのです。



例えばプログラム構築の際、バグがでれば
当然、そのシステムは動くことはありません。



バグを訂正すればシステムは
「正常」に作動します。



ここでいう「正常」とは、
「変わらず、何も問題なく」、ということですよね。



では、人を管理するシステムにおいて、
「バグ」というものはあるんでしょうか、
逆に、「正常」というものはあるのでしょうか。



もちろんそんなものはない、
当たり前の話なわけです。



「正常」とは、機械の操作だけの話であって、
人に当てはめても、ロクな事にならない。



例えば、従業員が風邪を引いたとします。
その人は当然、休むわけです。



しかし、その人が重要なポストの場合、
上司なり職場のチームなりが文句を言ってくる。



「こんな時に風邪なんか引いて」と。
まるで本人にすべて原因がある、言わんばかりに。



しかし、風邪は本人の意図ではない。
逆に意識して風邪引けるわけないでしょうが。



この「勝手にそうなったもの」、
これを拒絶するのが、現代の暗黙の考えなわけです。



そこの店長さん、
そう思ってるでしょ?(笑)



☞ ☞



体調管理やら言いますけどね、
どれだけやっても体調悪い時はあるんです。


これが本人だけならまだしも、
母親だったら子供の面倒だってみている。



子供は全然、自然体ですから、
それこそすぐ、体調が悪くなる。



これはどうにもできないもの。
母親が休みの日だけ体調が悪くなる子供なんて、いるわけがない。




「雑」なものは「自然派生」なんです。
人工の建物にもハエや入ってくるし
コンクリートから雑草だって生えてるでしょう。




それがない世界は居心地良いですか?



つまりそう言う事です。





1 件のコメント:

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    記事見させていただきました♪わたしのブログも覗いていって下さいね。次の記事の更新楽しみにしています!頑張ってくださいね♪

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