2013/01/07

初心不可忘


office unreveの坂口です。
九州の元旦は天気にも恵まれてたようですね(^O^)



さて、本年最初の記事。
何を書こうかと迷ってましたが、


やはり正月と言えば決意表明ですね(笑)


と言う事で、
今日は「初心」についての小話でも。。。









さて、我々の意志はとても脆弱なもの。
これは個人差というよりも「人間」というものが、元来そうなのです。




「いや、私の意思は強い!」と思う方も多いでしょう。





しかし、ある簡単な質問でそれが違うと言う事が分かります。





ちょっと試してみましょうか^^
僕が今から書く内容を強い意志で跳ね返して下さい。





ではいきますよ。



















3分間、お金のことを一切考えないで下さい」。



















。。。。いかがでしょうか(笑)











僅か3分ではありますが、
お金のことを全く考えないでいれるほど、意思を強く保てたでしょうか。




ちょっと難しいですよね、
世阿弥はこのことがよく分かっていたのでしょう。




☞ ☞ ☞




さて、能楽を大成した天才、世阿弥は
秘伝「花鏡」において、その伝統を継承・発展させるため
初心不可忘」を説きました。




残したと言われる風姿花伝や花伝書、花鏡には
存続させる為のノウハウが詰まっています。
(「序・破・急」はアニメ「エヴァンゲリオン」の題材にもなりましたね)




世阿弥自身、仏教である「色即是空」や
禅宗(不立文字)の影響を受けていた。



つまりその秘伝は形式知ではなく暗黙知、
「言葉の先にあるものを掴む」ものではないでしょうか。



☞☞





世の中のタイミングを表す「時節」や「男時・女時」。


内省や俯瞰による「離見の見」、


慢心が人を朽ちさせるという「情識」。



これらはどんな時代の、どこの国にも当てはまるもの。



世阿弥の説く「継承からの創造」の原理は、
まさに「最高の暗黙知」なんですね。




よって知識として知るのではなく
身をもって感じる事が大切です。



それを踏まえ、根底にある精神の型を覚える。



世阿弥のいう初心とは失敗と苦労の末、身に付けたもの。
つまり「直接的な経験を忘れるな」と言う事なのですね^^




「初心の意味がわかった!!」という方は
office unreveの公式ホームページを、ぜひ一緒にご覧ください!




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