2012/11/13
働く意味はあるのか?
最近、ネットで炎上するのは
多様化に伴い、共感力が足りないからと言われます。
共感できない相手を攻撃しないと、
自己のアイデンティティが保てないのだ、と。
時代・性別を超えた共通テキストの不在、とでも
言うべきものでしょうか。
でも、それがないのは昔からですよね
「近頃の若者は・・・」というのは今も昔も使ってますわ(笑)
イデオロギーから自由になりつつある現代、
そんな所から、今日は労働と共感についての小話を。
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さて、フリーター増加が社会問題となり、
「働くことの意味がわからない」という悩みを抱えた人が増えました。
現在の「働く意味」というものは、多分に
順調に働いている人だけしか分からない。
言わば成功している時にしか、
その意味は通用しないのではないでしょうか。
なぜなら現在の労働とは
不自由で不寛容なものが多いですからね。
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一説では、働くことの本質は
「贈与すること」だともいわれます。
それが仕組みとして稼働してないから
現在はボランティアとしてみなされてるのだけれど、
これで共同体が成立するなら最高じゃないですか。
個人的に、人間は本来優しく、
相手の幸せを願う気持ちを無条件に備えていると思うんです。
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結婚式に出席した方なら分かるでしょうが、
あの場は全員が幸せです。
結婚するのは友人や知人であり、
自分の幸せには全く、関与していませんが、
「あなたが幸せなのは、私達にとっても幸せ」という、
原理的に解けない場が、そこには発生していますよね^^
もちろん、人間は営利や損得によって
社会が形成されたのは構成要因としては間違いない。
しかし、その根底にはこういった
「無条件に相手の幸せを願う心」があったはず。
そして、これが共同体を結びつけるものであった、と
個人的に思っています。
「働くことの意味がわからない」という悩みは、
もしかすると、こういったものが失われているからかもしれませんね。
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