2014/05/01

僕は道楽者



さてGWとあって、ここ福岡でも
たくさんのイベントがあるんですが、


北九州私立美術館で、3日から
「美味道楽七十年 魯山人の宇宙展」が開催されますo(^▽^)o




アニメ「美味しんぼ」のモデルで有名な魯山人、
本人はその人生を「美味道楽七十年」と回顧していますね。




書家であり篆刻家であり、陶芸家。
さらには料理評論家でもある氏だからこそ言えます。




なるほど、美と味の「」を「楽しむ」。
今日はそんな「道楽」の小話。


☞ ☞




さて、普通「道楽」といえば、「道楽息子」と言われるように
放蕩的な人の事を指すのですが、




もともとは仏教用語であって、
「仏道を求める」というのが本来の意味です。




道楽は「どうらく」ではなく「どうぎょう」と読みます、
楽とは「願う」、つまり仏の道を楽(ねが)う人の事です。


人生を酸い・甘い・辛い・渋い等と例えますよね。
仏教では、人生の色んな味をちゃんと味わいながら、
それを楽しみなさいよ、と説いています。




そんな悟りの道(人生)の楽しさが「道楽」ということです。
本来は世間で言われるような「快楽」が道楽ではない。



仏典を見れば「楽に二種あり、俗楽と道楽となり」と
書いてます、昔から俗楽に流される人は多かったのでしょう。



しかし、魯山人はあえて「俗楽」を求めます。
それはひとえに俗の中の「真善美」を発見したからでしょう。



実は、道楽に関しては僕もそっち派なんですな(笑)



真剣な遊び(道楽)は本質に繋がる、
僕はそう思っているタイプの人間です。




「人を感動させよう」、とか「満足させよう」
などは一切ない、完全な自己満足・自己中心の行動原理。



あるのは徹底した食道楽の追及。




本職じゃなかろうと、専門知識がなかろうと、
好きなもんを好きにやる、それでいいんですよ。
(人に迷惑さえかけなければ)






僕も進みますぞ、オタク道(ちがうか)
てなわけで、3日に北大路魯山人展に行って来ます(^O^)/


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