栄枯盛衰の組織論、
3回目です。
これまで、現代企業の組織原理は、
昔とさほど変わっていない、と書いた。
企業だけでなく、世界的なスローガンに
この「成長志向性」があるのはなぜだろう。
多分、組織には常に「拡大したい」という
本能的な欲求が備わっているのだ。
それは個人であっても同じ事である。
拡大・成長自体が目的化されているのだ。
それによって豊臣秀吉は成功し、
同時に、崩壊の原因となった。
同じように、今の時代では
拡大の方程式が逆効果となるのだ。
例えば、軍隊的な売り込みの
セールスマン育成によって成長した企業は、
現在、その「売り込み」によって、衰退している。
インターホンとネットの普及により、
直接話す機会さえなくなったのだ。
現在、通販会社の戦術は
固定電話であるが、これも時間の問題だろう。
世の中の前提なんてすぐに壊れてしまう。
もしかしたら、SNSでさえもそうなるかもしれない。
よって、拡大・成長志向性の高い企業が
「ある成功法則」に特化したと同時に、
大きなリスクを内包しているのだ。
これはロバストやトレードオフの概念にも通じる。
過剰な集中はリスクと対価交換なのだ。
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では、そこでダメージを負った企業は
どうするだろうか。
そのまま前進するか、後退するか、
立ち止まるか。
それとも進路を変えながら進むか。
組織が成長を継続させるには、
大きく分けて3つしか方法はない。
一つは新規事業による多角化、
そして組織のモデルそのものの変質、
最後は、全く頭を使わない方法である
同じやり方を「違う場所でやること」。
すなわち、現代でいう海外進出である。
そう言えば、秀吉も最後は朝鮮に出兵した。
次回に続きます。
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楽しいブログをUPされてますね☆
やっぱりアメブロはステキなブログが多いですね♪
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初めてコメントさせていただきます。ユウカと申します。興味をそそられるブログですね。面白いのでまたお邪魔します。大したことは書いていませんが、うちにも遊びに来て下さい♬