こんばんわ、坂口です。
先日は綺麗に月蝕が見れましたな。
月をゆっくり見るなんて久しぶりです。
忙しい時は空すら見ることもない。
気が付けば年の暮・・・にならないように
したいものです(笑)
前置きが長くなりましたが、
そんなわけで、前回の続きでも。
さて、ビジネスにおいての「守」とは
芸道のような高尚な形式美でなく、
人が学ぶ際、すべてにおいて通じる
学習のプロセスを指します。
我々が身につけるには反復あるのみです。
ギターに一回だけ触れただけでは演奏なんて
できない、これは議論するまでもありません。
こういった、学ぶ基本である反復において
必要なのが「型」、というわけです。
プロセスであってゴールじゃない、と。
例えるならば、脱皮するヘビみたいなもの、
成長にはこの「型」が邪魔になるんです。
そういやニーチェは脱皮できないヘビは
滅びると言ってました。
なるほど、成長の定義は違えど
言い得て妙ですな。
☞ ☞
これを現代人は間違えて捉え、
完全にマニュアル「至上主義」になりました。
マニュアルとは始点であり終点、
変わらない原理ってこと。
今のオペレーションなんて、完全に
機械と同じことさせようとしてるでしょう、
あれじゃそのうち、本当のロボットになっちゃう。
「これをすればこうなる」と、
あらかじめ正解が用意されてるわけです。
当然そうなってしまうと、
自ら考える余地なんてありません。
やっても怒られるのがオチです。
特にチェーン店は例外を嫌いますから。
ただ、それで創意工夫は生まれますか?
生まれるわけがありませんよ。
だから前回書いたような「正常」って
概念が生まれてくるのも、ある意味当然ですわな。
その状態では統計的に数字も取りやすく
管理だってしやすいでしょう。
しかしそれ以上のパフォーマンスは
一生起きないわけです。
そんな状態にさせておいて、今さら
「主体性」とか「イノベーションを」なんて、
ことを言ってるのが今の組織なんですが、
いやいや、主体性を無くし、
思考停止でも稼働するシステムを
作ったのは、あんたらでしょうが、と(笑)
こうなると、組織は進化したのか
退化したのか、分かりませんよね。
だから守の次には創意工夫である
「破」が必要なんです。
ん、長くなりましたな。
次回へ続きます。
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