2018/01/20
ありのまま、今のまんま
自分自身も風景だと思えばいつも美しく
存在したいもの。
それは人としての礼儀でもあります。
この間本屋でちょっと立ち読みした
「これはしない、あれはする」で
特に印象に残った上記の言葉。82歳で現役の
美容研究家である方が書かれた本でしたが
実に良書でした。篠田桃江さん然り、戦争を
知っている時代の人たちが持つ品格や内面に
秘めた強さは美しいなと、つくづく思います。
男性女性関係なく今までの生き様はそのまま
顔に出てくるもの。ココ・シャネルも
「20歳の顔は自然からの贈りものだけど
50歳の顔はあなた自身の功績」と言ってるように
一定の年齢を過ぎると内面を磨くことが
大切になるのは言うまでもありませんね。
侍みたいな顔の岡さん。
本書には25の「しないほうがいいこと」と
「したほうがいいこと」が描かれてます。
押しつけがましくないように書いてますが
「外見を豪華にしても中身が伴っていない
人間は堕ちていくだけ」と、切るとこはズバッと切ってますね笑
なるほど、今は自分が「したいこと」と
「したくないこと」だけを中心にしたもの、
自己中というよりも自我中の価値観です。
やりたくないなら辞めればいいし自分が
したいことだけすればいい。もっと
自由にワガママに好きなように生きていいってね。
「ありのまま」をそんな自分勝手なイメージで
捉えている人をたくさん見てきましたが
それは(極端になれば)ありのままではなく「今のまま」、
成長も変化も止めてしまった状態であって
カントの言葉を借りれば欲望の奴隷でしょう。
もちろんそれも幸せのピースではあるけれど
その角度からだけでものごとを観るのって、
老婆心ながら違うんじゃないかなぁと言いたくなるのです。
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