2017/04/23

ソニーの経営復活の裏に「感性」あり!経営のカギを握る感性価値とは?



こんにちわ、坂口です(゜゜)
低迷が続いたソニーですが2018年3月期の
連結営業利益は5000億円程度になると発表されたようですね。



ソニー営業益5000億円 今期8割増、最高に迫る
ー日本経済新聞よりー


これは過去最高益だった1998年に
匹敵するもの。最近の東芝やシャープの件もあって
非常に突出した印象を持ちますね。


ではソニーは一体、どのような経営手法で
復活を果たしたのでしょうか。



ソニーと言えば「プレステ」、病的にやってたわー。



ソニーの平井一夫社長兼最高経営責任は
以前取材された際に10年後のソニーの姿を
こう語っていたようです。


復活を目指すエレクトロニクス商品については
感性に訴える商品をもっともっとやらないといけない。
それがエレキの将来のあるべき姿だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25I3Q_V20C15A2I00000/



2011年度に4567億円という過去最大の
赤字を計上した際、平井社長は大きな改革を
決断しました。ソニーは創業以来感性を非常に
大事にしてきたが現在はその感性価値が低下している。
だからそれ(感性価値)を取り戻す必要がある、と。


その改革とは「量」から「質」へのシフトであり、
主要項目は以下の3点だと言えるでしょう。


・一律には規模を追わない収益重視の経営、
売り上げ至上主義から脱却し、高収益体質の経営へ。

・ワン・サイズ・フィッツ・オール(万能の解)は
ないと言う前提から議論し、アイデアを出す。


・感性価値の創出。


ソニーはうちで言う「最適化」と「対話」、
そして「感性経営」を改革に取り入れたんですね。
ちなみに「経営規模は小なるを望む」
創業者である井深大氏の理念でもあるので
ある意味「原点回帰」ですね。
(理念がぶれない企業は強い!)



また、「頑固だけど決めるまでは異論を求める」
と自身が言ってるように場を形成し、対話を
繰り返しながら「感性価値」へ志向したのです。


また、提供する製品やサービスは期待を超える
「機能面」だけでなく心を動かす「感性」を
同時に備えるよう設計し、提供する、と。つまり感性価値とはクリエイティブの推進だけではなく
統合である「スペック&クオリティ」と言うことでしょう。


個人的にこれからそんな日本の潜在価値(日本流)が
産業化されると思ってます。


「後記」


昨今はAIに関する話を聞かない日はなく、
近い将来社会が大きく変貌しそうだと
予感している方はたくさんいるかと思います。


例えば税理士や公認会計士、行政書士や
弁理士などは将来間違いなくAIに仕事を奪われます。
故に今後の産業について考えた場合、やはり
感性価値を見直す時期かもしれませんね。


感性は教えられて身に付く性質ではありません。
教えるとすれば本来持っているものの磨き方であって
原石は自己の中心にあるのです。


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