2016/08/12
仕事について
久しぶりにやってる仕事の話でもしますか(゜゜)
さて、当事務所が支援しているFCは
基本的にSV(スーパーバイザー)を置きません。
その変わり、浮いた人件費を加盟店のために回しています。
これは賛否両論ですので一概に言えませんが、
加盟店にとってSVは良い意見を聞かないんですね。
相談、指導、アドバイス。
こういったものをやっていくのがSVの仕事なんですが、
実際の能力が伴ってない所が大半のようです。
例えばFCに加盟する人は若い人は少ない。
年齢層で言えば、大体40代~50代がオーナーさんですし、
法人であれば、当然代表(もしくは役職クラス)です。
そんな方の悩みを入社して数年という、人生経験の浅い
若造(失礼)に話せるかと言えば非常に難しいんですね。
これはエリアマネージャや本部部長であってもそう。
誤解を恐れずに言えば、サラリーマンに経営者の気持ちや
苦労は分かりません。
日々の売上で一喜一憂し、赤字になった時
下腹に重い鉛をドスっと乗せられたようなあの苦しさ、
運転資金が底を尽き、必死に借入をしたものの、
月十万以上の金額を毎月返していかなければならない不安。
これは経験しないと分からない。
そんな台所事情の加盟店に月一回程度訪問し、
「オーナー、もうちょっと頑張りましょうよ」と
平気で言ってくるわけですからね、むしろ逆効果でしょう。
それよりも遠く離れた加盟店同士の結束を
いかに強めるか。ここに力を入れるようにしています。
「後記」
幸い、当事務所が支援しているところでは
そういった話を聞かないのですが、有名どころの
FCでは非常によく聞く話です。
確かにオーナーになった以上、軌道に乗るまで
必死になってやっていく時期はあるのですが、
昔から赤字事業からの撤退が「見切り千両」と
呼ばれているように、撤退も想定しておく必要があるでしょう。
僕が思ってる「共創・共存・共栄」は
本部と苦楽を共にすることではありますが、
生死まで共にすることではありません。
ま双方がそれぞれの責任を果たすことが前提です。
よって一億投資してロードサイドに出店といった
一発勝負のようなものではなく、初期投資やランニングコスト、
損益分岐の設定が抑えれるような店を本部にしていますし、
その一環として、SVという固定費の削減があるのです。
まあ、ケチ臭いと言えばそれまでですけどね。
バブル期と違い、売り上げ見込みが不透明な今は
最適じゃないかと思ってます(゜-゜)
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