2016/02/20

異端だろうと





もう一つの理由は、この国の持つ編集力が 
フランチャイズの業界に発揮されていないと感じたから。 



開闢以来、この国は中国や西洋から輸入されたものを 
そのまま受け入れるのではなく、最適な形に編集してきた
歴史を持っているんです。 


たとえば、最初はナポリタンしかなかったパスタですが、 
今ではタラコなどの「和風」が定番となっていますよね。 
ラーメンだってここまで多様にしているのはこの国だけです。 




この流れは漢文が輸入された時代からそうなんです。 
文化であれ、学問であれ、我々は次々と輸入されたものに対し、 
常に最適な形にして応対しているんです。 



だったらフランチャイズも例外ではありませんよね。 



現在アメリカから輸入された高度経済成長期の
ビジネスモデルをそのまま 利用しているのですが、
当然今は高度経済期ではありません。 


少子高齢化であって、多様化に伴いマスが
通用しない時代なんです。 



そんな時代に対しFCを最適な形へ編集していくのは、
ごく自然なこと。 私はそう感じています。




これ、うちの事務所のHPに書いてるやつなんですが、
けっこう反響がありまして、よく話のネタになります(笑)



「確かに、時代はコンパクト化に向かってますよね」とか、
「昔のモデルをいつまでも使うのはおかしいですよね」とか。



当初は聖域を冒す不届きもの扱いでしたが、
年々、少しずつ賛同者が増えているのを実感してますね。




構造は、流れる






そういやこの間、
こんな番組がNHKで放送されてたようです。




黒字企業が消えていく ~自主廃業3万社の衝撃~ 




自主廃業ってことは赤字倒産じゃない場合もあるってこと。
黒字であっても、経営できない所はたくさんあるんです。



製造業だけでなく、FC対象業態だってそう、
継ぎ手がいないため、やむなく暖簾を降ろしている。



長年続けるだけでも大変なご苦労があったはずです。
さらに赤字半数と言われる中、黒字経営をされてる
健全な企業の廃業は、国にとっても大きな損失なのは間違いありません。



現在、M&Aとして事業承継をしていますけど
莫大な資金が必要なため、やれるところは僅かでしょう。



地域の人にとっては、規模の大小は関係ない。
小さくても、必要とされてる店はあるんです。



☞☞




長年人気であっても個人自営のFC化は
対象外というのが業界では暗黙の了解、
やりたきゃ暖簾分け制度を使えと言うでしょう。




専門家の大半は、先人の業績や
これまでの慣習に追従するばかりで
改善的な姿勢がみられない。




もちろん、専門家たちも生活がありますから、
収入を確保するために資本力の大きいところを
優先してしまうのは仕方ないかもしれませんよ。




しかし僕はそれを認めない。





ってことで、unreveは唯一
「個人自営もFC化する」ことにしています。



これは誰からか頼まれたわけでもなく、
やったからといって儲かるわけでもない。




自分の情熱に任せて、やむにやまれずやっているんです。





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