こんばんわ、坂口です。
今回から数回に分けて新春企画でも(゜゜)
第一弾はリゾーム派生超克の中級編。
(ちなみに初級編はこちら)
有機的組織、感性経営を目指している方の
参考になれば幸いです。
さて、現在の経営資源は昔の「ヒト・モノ・カネ」に、
「情報・知識資本」を加えた5つとなっています。
それだけ今の市場が複雑になったのは
言うまでもないのですが、一番大切な資源は
昔も今も「人」であるのは間違いないと言えるでしょう。
組織の原動力を推進するのは
経営者の力が決定すると言われますが、
それは所属するメンバーの感情を
ないがしろにしていい理由にはなりません。
例えるなら、いくら車のエンジンが頑丈でも
動力を伝えるトランスミッションがボロボロだと
正常に動きませんし、ブレーキや曲がるための
ステアリングがないと「まともに」走ることさえできない。
つまり活性化のサイクルとは、エンジンを始め、
あらゆる部分が自発的に回る仕組み(自然派生)であって、
これを歯車の一部だと思っているから
組織に対し、不信や不満が起こるのです。
よって内部を整備し、憂慮することのない
状態にすれば、あとは勝手に外に向かいます。
それでも向かわない、成果が出ないのであれば、
それはもう、ビジネスモデル自体が間違っているか、
とんでもない従業員ばかりなのか、
そのどちらかでしょう。
☞☞☞
閑話休題。
この活性化サイクルは
我々の身体に置き換えることができます。
例えば、上記5大資源の内、4つは手足と同様、
脳(経営者)の意思によってコントロールすることができますが、
人は(人の感情は)「臓器」の部分ですから、
コントロール出来ない領域というのが分かりますよね。
多くの組織が「身体中、全てを管理できる」
と思ってしまいがちですですが、それは外部限定であって
内部はホメオスタシスによって保たれています。
僕自身、医学書を見て止血はできるけれど、
自分の意思で胃の中のものを消化することはできません。
それと同じことです。
「一つ一つは正しいけど、どこか腑に落ちない」と、
従業員が無意識的に感じているのは、これら内部を
「外部」として取り扱ってしまっているからなんですね。
繰り返しになりますが、人為的な
「外部」のアプローチは「目に見えるもの」に
対して有効であって、
それは目に見えない意欲や主体性といった
ところには手が届かないのです。
ではどうするか?
ということで、次回に続きます。
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