2015/05/10

VUCAの時代と無常観についての考察



前回、無常の中に(揺らぎながらも)
安定した自然のリズムがあるのでは?と仮説しました。



海は表面こそ飛沫を上げ、
波立っているけれど、その海底、
大海そのものは静寂じゃないか、と。





深海と海面の理解。
それは明治時代、福沢諭吉を初めとした
人間主体である啓蒙思想の核であり、
「物理」の根本であって、




「有形」の領域で全てを網羅(包羅)
しようとする文明開化の精神を端的に表しています。



もちろん、これは決して悪いことではない。


合理的なシステムが整備され、
新たなメカニズムが次々と発明されることで
生活はどんどん便利で快適、豊かになった反面、
無形である精神である「人」の
根幹となる部分は相対化、客体化され、空洞化しています。




北村透谷の「漫罵」にあるように、
それは革命ではなく単なる移動にすぎず、
オセロをひっくり返しただけのこと。





伊藤仁斎同様、彼もわかってたのでしょう。






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うーん。。。もう少し書きたいのですが、
このくらいでやめときます。




このテーマは表現が難しいですね。
失敗でした(笑)




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